天使のうた(1)〜(2)
- この本の著作者 :
- 西田東
- 2008.
- 05.
- 08
- (Thu)
- 19:46
西田東さんのコミックです。
終わったよ・・・終わりました。
読み終わったあと、しばし、ボーゼン。
ああ・・・『天使のうた(1)』の記事、書いていなかったよ〜。
書かないうちに、終わってしまった・・・。ううう。
なので、(1)と(2)あわせた感想になります。
どんなお話かと言いますと・・・
- 『天使のうた(1)』
最愛の妻と子供を事故で失い、人生に希望を見出せない医師・ミシェル。
ある日ゲイストリートに迷い込んだ彼は、かつて知り合いだった少年を目撃する。
その少年・アレックスは美形の音楽家、クリストフ・アドラーの息子。
アレックスのことを相談しにクリスの楽屋を訪れたミシェルが目にしたのは、男と戯れるクリスの姿だった――。
(『天使のうた(1)』書籍裏の内容紹介より引用しました)- 『天使のうた(2)』
父親が死んだ36歳を迎え「破滅の年齢」だと言ったクリス。
息子・アレックスが暴漢に襲われた夜、見舞いに訪れた彼はアレックスに暴行しようとし、その後失踪。
次第に彼を蝕む狂気。寒空の下、震えるクリスを見つけたミシェルは、思わず彼を抱きしめ、激しく求める――!!
傷ついた男たちのシンフォニー、ついに感動のフィナーレ!!
(『天使のうた(2)』書籍裏の内容紹介より引用しました)・・・というようなお話です。
謎が多かった『天使のうた(1)』でしたが、きれいにきちんと終わりました。
ただ・・・もう少し、ページが欲しかったと言いますか・・・あと、もう一冊ぐらいあったら嬉しかったかな?という気が。
例えば・・・クリスとクリスの父親との関係、アレックスのクリスに対する気持ち、とか、あともう少し、詳しく欲しかったかも。
何はともあれ、幸せに終わって良かったです。
最愛の妻と子供を事故で失い、人生に希望を見出せない医師ミシェル、暗い過去と心に深い闇を抱えつつも逞しく生きるクリス、自分ときちんと向き合ってはくれないクリス(父)の愛情を渇望するアレックス。
『天使のうた(1)』は、この三人の出会いと再会で始まるお話です。
自分と向き合ってくれないクリスを理解しようと、クリスの過去を探りながら、クリスの過去をなぞるように生きようとするアレックスが痛々しいのですよ(涙)
だから、ミシェルはアレックスを、放っておけないのですが。
ミシェルは、アレックスに対して冷たく、倫理観の低いクリスが許せないのですが、暗い過去にも関わらず、浅ましいほど逞しく生きるクリスに惹かれて行きます。
クリスの「生」への執着には、読んでいて、腹の底から煽られますね。
こういう所が、さすが、西田東さんだなぁと思います。
しかし・・・クリスのその逞しさは、崖っぷちを歩いているからこそで、クリスの心の闇は、暗くかなり根深いという事に、ミシェルは気付きます。
また、同時に、アレックスも、クリスが抱える心の闇を知る事になり、クリスが自分に向ける愛を知ります。
クリスはけっして、アレックスを愛していないわけでは無いんですよ。
それは、アレックスも、もちろん、読者にも伝わっているのですが、その秘密が明かされるのは最後の方なんですよね。
それまでが、もどかしかった!!
アレックスは、賢くて健気で泣けました。
最後は、クリスの底力をありありと感じましたね。
不幸の連鎖を断ち切る事が出来て良かったです。
ミシェルが支えて行くのでしょうね。
ミシェルも、クリスのおかげで、官能を取り戻し愛すべき人を見つけられて良かったなぁと思いました。
みんな幸せになるといいな・・・。
それにしても・・・
西田東さんのコミックから、あとがき漫画が消えたのは何故?
どちらの出版社さんからのコミックでも、最近の作品には無くなってしまいましたね。
さびしいよぉ〜、踊る酋長が見たいです。
西田東さんのあとがき漫画プリーズ!!
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隣の彼
- この本の著作者 :
- 木下けい子
- 2008.
- 03.
- 04
- (Tue)
- 11:46
コミックです。
購入したのは、今年のお正月ぐらいかな。
時々、むしょーに眺めたくなる木下けい子さんの絵。
ふんわり柔らかくて優しい絵です。
どうしてまた急にこちらの本を手に取ってしまったのか・・・感想を書き始めてからやっと気付いた(笑)
こちらは、子育てカップル(?)のお話なんです。
先日の『愛と混乱のレストラン』の本に収録されていた「愛のように甘い」も、実は子育てカップル(?)のお話だったんですね。
まあ、どちらもカップル未満という感じではありますが。
この間は、便利屋→弁理士と、「べんり」で繋がっていたんですけれども、『愛と混乱のレストラン』の記事をアップした時に、自分のブログを見て、やっと繋がりに気付くという始末で(笑)
けっこう無意識にやっちゃっています。
気付くの遅すぎ。笑える〜。
どんなお話かと言いますと・・・
大学に入学して憧れのひとり暮らしを始めた松田くん。
ところが、アパートのお隣さんは無精鬚にジャージ姿の怪しい住人・八乙女さんとちっちゃな女の子のはなちゃん…
最初は八乙女さんを警戒しまくっていた松田くんだったけれども、いつしか強く意識するようになっていて!?
(『隣の彼』書籍裏の内容紹介より引用しました)・・・というようなお話です。
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- 隣の彼 (ミリオンコミックス 60 Hertz Series 34) (ミリオンコミックス 60 Hertz Series 34)
- 木下けい子
- 大洋図書 2007-12-01
- おすすめ平均
ふとした仕草や表情にものすごくジンとくる1冊です。
ビターテイストなお話です。
by G-Tools , 2008/03/04
隣に住むワケアリの男を好きになっちゃう、大学生の男の子のお話です。
大学生の松田くん、出身が長野という設定らしく、興奮すると「○○だに」とお故郷言葉が出て、カワイイんです。
卑屈にならず、ちゃんと怒ったり泣いたり、自分の考えや気持ちを相手に伝えて行こうとする、ハッキリした子で、好感が持てました。
強がりも、ミエミエで可愛くて。
八乙女は、性格も悪そうだし、のらりくらりと松田くんを交わし・・・。
そして、八乙女には複雑で辛い過去があって。
その複雑で辛い過去と、はなちゃんとの生活との間には、感情的にかなりの葛藤があったと窺い知る事ができます。
はなちゃんの存在自体が、八乙女にとっても複雑な感情があるのだとも思いますし。
が、しかし、そんな葛藤もそろそろ薄れ、はなちゃんとの生活にも慣れ・・・それが現在の八乙女の状況なんじゃないかな?と思いました。
本人は認めたくは無くとも・・・。
松田くんは、八乙女のはなちゃんを慈しむ姿に、恋をしてしまうんですよね。
八乙女はあんなに性格が悪そうなのにぃ〜(笑)
前途多難の恋のような気がしますが・・・是非とも、松田くんには頑張って貰いたいと思いました。
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トロンプルイユの指先
- この本の著作者 :
- 加東セツコ
- 2008.
- 02.
- 26
- (Tue)
- 23:01
コミックです。短編集です。
加東セツコさんは、東京漫画社さんの、カタログシリーズやBGMで活躍されている漫画家さんで、東京漫画社さんの、クセがある絵を描かれる漫画家さんが多い中、すっきりとしたキレイな絵を描かれる方だと思います。
表題作『トロンプルイユの指先』は、描き下ろしで、他は、東京漫画社さんの、カタログシリーズやBGMに掲載された作品が収録してあります。
短編集ですから、やおいと言われるとそうなのですが、どのお話もきちんと印象に残る一冊になっていると思います。
胸キュンな恋バナ・・・と言うより、エロスが漂う作品集という印象が残りました。
- <収録作品>
- 目の覚めるような
- 弦 満ちどき
- われなべ、とじぶた
- 木ノ下 闇
- 貸し借りゼロ
- トロンプルイユの指先
どうなんでしょう?絵にはあまりクセは無く読みやすいものの、「萌え」が合わなければ、楽しめないクセのあるお話が多いような気がします。
私はどのお話も、けっこう好きだったりします。
特に「われなべ、とじぶた」と「トロンプルイユの指先」が(*^-^)
- 「目の覚めるような」
- 塾講師と大学生との恋のお話で、弟が通う塾へ、弟を迎えに行くうちに、恋が芽生えるというお話です。
こちらの本の中では、いちばん(唯一?)素直で爽やかなお話かと。
想いを寄せる塾講師は、自分と同じような好意を持ってくれているのかなー?なんて思う大学生の、幸せなドキドキ感がなんとも微笑ましくて良かったです。 - 「弦 満ちどき」
- 弓道部員の高校生と顧問の教師とのお話で、入部当時から、熱心に優しく指導して貰った事が忘れられず、独占したい気持ちが育って行ってしまう・・・というお話です。
顧問の教師はけっこうなオヤジで。こちらの高校生はファザコンですかね?
ジワジワと教師を追い詰めて行って・・・?萌えます。 - 「われなべ、とじぶた」
- 妙に明るく欲望に素直な大学生[攻]と、Mっ気のある、可愛い美人さん大学生[受]の、恋のお話。
[攻]の大学生は、自覚の無い変態さんなんですけれど、[受]の大学生は、それを喜んで受け入れる事が出来るんですね。
二人とも、とってもカワイイんですよー。 - 「木ノ下 闇」
- 父親が再婚して、義兄が出来るんですけれど・・・義弟×義兄カップルのお話。
ロクデナシの父親が、妻(義母)の死後に、義兄を手篭めにしようとした所をいったんは助けたものの・・・父親と義兄はそういう関係に。
義弟は、そんな義兄にイライラしてしまい・・・というようなお話です。
想いを遂げる事となった義兄の、甘い表情と、歪んだ一家の閉塞感が堪らない・・・かもしれません。 - 「貸し借りゼロ」
- 同期の医師同士カップルのお話です。
ライバル視して、何かと張り合って敵視していた相手から、突然告られる・・・というお話なのです。
自分の感情に気付けなかった鈍さに腹を立てる様が、ちょっとカワイイと思いました。
↑これはちょっと違いますね・・・意地っ張りなの? - 「トロンプルイユの指先」
- 会社員×百貨店店員のお話です。
ネクタイを買いに行き、店員に見繕って貰うのですが、ネクタイを扱う綺麗な指と顔に思わず見蕩れて、惹かれて行ってしまう・・・というお話です。
「トロンプ・ルイユ」とは、フランス語で「眼を騙す」という意味。
騙し絵とかトリックアート(エッシャー、ルビンの壷)の事だそうです。この店員がクセモノで・・・(笑)
この店員はヤバイです。
××のように見えて実は○○だ・・・というような事柄が多い男で。
特に、職場での雰囲気と外での雰囲気とのギャップがなんとも言えず。
職場では、ストイックで優雅な色気を漂わせていたのに、突如として妖しい色気を振り撒いたり、キツイ物言いをしたりと、ちょっとエキセントリックな男です。
そんな男に、人の気持ちを慮る事が出来ない単純で鈍い会社員は、いいように振り回されます(笑)
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タッチ・ミー・アゲイン
- この本の著作者 :
- ヤマシタトモコ
- 2008.
- 01.
- 16
- (Wed)
- 15:54
コミックです。短編集でした。
無精ひげオヤジ見たさに購入しました(^^;)
- <収録作品>
- タッチ・ミー・アゲイン
- 息をとめて、
- ヘヴィ・シュガーの嫌がらせ
- Candied Lemon Peel
- nuotatore nel cantero!
- スターズ☆スピカ☆スペクトル
- うしめし
- touch IT again,again,again&again
- I cannot breathe without U
- lemon crush,bitter&sour(あのひのよるのそのごのはなし。)
- スピカのスはスジョウユのス
※「うしめし」以降のお話は、「タッチ・ミー・アゲイン」「息をとめて、」「Candied Lemon Peel」「スターズ☆スピカ☆スペクトル」の、その後のお話になっています。
![]()
- タッチ・ミー・アゲイン (ビーボーイコミックス)
- ヤマシタトモコ
- リブレ出版 2008-01-10
- おすすめ平均
マンガスキーで良かった…
やっぱり好きだ、ヤマシタトモコ
by G-Tools , 2008/01/16
表題作の「タッチ・ミー・アゲイン」は、苦しくて切ないお話でした。
いやはや・・・7年間もあのような緊張関係(?)を過ごして来たとは・・・。
そしらぬふりで普通に過ごす二人の日常と、それぞれの苦しい心情が。
次に好きだなーと思ったのは「うしめし」。
喫茶店で泣きながら告白する[攻]とオトコマエな[受]が、なんとも微笑ましくて。
「ヘヴィ・シュガーの嫌がらせ」もわりと好きかな。
いじめた後に慰めるのがいちばん楽しい・・・おお!コレですよ(笑)
「息をとめて、」の紙屋のオヤジは、『くいもの処明楽』の明楽とキャラクターが似ていたかも。
それにしても、デザイナー[攻]のSっぷりは、見ていて気持ちが良いくらい(笑)
それでいて、年下の可愛さが時々滲み出ていてイイ感じだと思いました。
そう言えば・・・何と言うか・・・濡れ場?いや、濡れ場への持ち込み方っていうのかな?
甘いムードとは無縁の、ぬきさしならぬ雰囲気に持ち込んで落とす、とか、ギクシャクしたりバタバタしたりするのが、けっこう好きだったりします。
また、[攻][受]ともに、それっぽくない[攻]と[受]も多くて楽しいですし。
そして、ヤマシタトモコさんが描かれる「手」は、ゴツゴツしていて好きです。
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どうしようもないけれど(2)
- この本の著作者 :
- 夏目イサク
- 2007.
- 12.
- 05
- (Wed)
- 14:10
コミックです。『どうしようもないけれど(1)』の続編です。
夏目イサクさんのコミックは、どれも大好きで、出版されたものは全部購入する方向で(笑)
今までにハズレはひとつもありません!
- <収録作品>
- 内緒の話は明日まで
- たぶんきっとあの時に
- みんなの街の電気屋さん
- 春なので
- 春なのに
- もうすぐ夏なのに
- フラワーフライデー(3)
- おまけ4コマ
内緒の話は明日まで、たぶんきっとあの時に
黒川(会社の上司)×島野(社長の息子)
『どうしようもないけれど(1)』の続編。
今回は島野の見合い話がもち上がりスッタモンダしています。
みんなの街の電気屋さん
『どうしようもないけれど』CPと『ノーカラー』飯田(カメラマン)×坂本(大学生)CPが電気屋さんで接触するお話。
春なので、春なのに、もうすぐ夏なのに
中学の同級生だった、川口(大学生)と富沢(花屋)のお話。
フラワーフライデー(3)
『どうしようもないけれど』番外編、書き下ろし。社員慰安旅行でのお話。
おまけ4コマ
『どうしようもないけれど』書き下ろし。
良かったです!黒川は頑張りました!
これで島野は、益々黒川と離れられなくなるのでしょうね・・・。
お見合い相手のまゆちゃん、黒川と張り合うのに相応しい、いいキャラクターでした(笑)
番外編の書き下ろしも良かったです。
社員慰安旅行というお約束のネタで。
ご馳走様でした(*^-^)
ところで、このお話はこれで完結なのだそうで、前途多難なCPで、この先どうなるんだ?とか勝手に心配したりして。
これで終りだなんて、寂しいな。
夏目イサクさんのお話は、どれもそう派手なエピソードも無く(いい意味で)、あらすじだけを言えば、ありきたりの感じなのですが、本を開いてみると、何処を切り取ってみても夏目イサクさんなんですよね。
なんだろう・・・?キャラクターがしっかりしているからかな?(メインCPのお顔はどなた様もアレなのですがね(^^;))その上でのセリフが良いのでしょうか?
毎度、「ハッ!」とさせられるようなセリフがいくつも出て来ますね。表情も良いですし。
それとか・・・どのCPも、仲良くなる為に手間と言葉を惜しまないという所も、読んでいて気持ちが良いです。
「みんなの街の電気屋さん」は、あるある!そういうの!というネタでした。
これは恥ずかしいかも(笑)
しかし、私は大人になるまで、こういう事があるとは考えた事がありませんでした。とあるコミックを読むまでは。
気付くのが遅かったですねぇ・・・(赤面)。
私も誰かの過去に、そんな痕跡が残っているのでしょうか?今となっては、確かめる術はありませんが。
「春なので」「春なのに」「もうすぐ夏なのに」は、過去にお互い気になっていた同士がバッタリ顔を合わせる事になって・・・という話でした。
相手にチョッカイかけまくりだった過去の自分の気持ちを、少しは大人になった今になって知るという・・・。
ふんわりと可愛らしいお話でした。
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誰にも愛されない
- この本の著作者 :
- 山田ユギ
- 2007.
- 10.
- 22
- (Mon)
- 23:51
山田ユギさんのコミックなんですが、好きで時々読み返すんですよ。
もともとは、本田三兄弟の話『最後のドアを閉めろ! 1 (1) 』
『最後のドアを閉めろ 2 (2)
』
『開いてるドアから失礼しますよ
』の中の、
『最後のドアを閉めろ!(2)』に収録されていた、本田三兄弟とは関係ないCPの話だったんです。
それが、先のCPがらみの他のCPの話の書き下ろしが付いて、独立して今年に入ってから新たに出版されて。
私はこの本田三兄弟のコミックの中では、正直、いちばん好きな話だったので、大喜びで購入ですよ。
- 誰にも愛されない
- 山田 ユギ
- リブレ出版 2007-01-10
- おすすめ平均

とにかく瞳が良い!のです。
文句無しで★5つです。
物足りない
癖のないお話
ちょっと物足りないかなぁ
by G-Tools , 2007/10/22
あらすじは・・・・
大学時代、あまり良い関係とは言えない友人だった2人は、卒業してから5年後に、片方は出版社の営業、もう片方は翻訳家として、再開するんです。
それで、一緒に仕事をするようになるのですが・・・まあ、BLですからその2人はくっついちゃうわけですが。
この、メインCPの翻訳家の日下[受]は、人付き合いが苦手でパーソナルスペースがとてつもなく広そうな人。
いっぱう、出版社の営業の飯島[攻]は、パーソナルスペースが狭く、言いたい事をズケズケと言っちゃうような人。
日下は、パーソナルスペースがとてつもなく広そうなんで、普通、他人は遠慮して入って来ないんですよね。
しかし、飯島はパーソナルスペースが狭いんで、時として平気で日下のスペースに入り込んでしまう。
日下は、自分のその広すぎるパーソナルスペースを自分でも持て余していて、時々それを越えて来る飯島には、出来るなら、もっと踏み込んで来て欲しいと願っているんです。
飯島は飯島で、日下のもっと近くに行って、日下という男の事をもっと知りたいと思っていて。
で、飯島はどんどん入っていっちゃうんです。
・・・と、いうようなそんな話に思えましたが・・・私には。
そんな話なんで、とっても繊細な話なんですよ。
2人で、少しずつ少しずつ、2人の距離を縮めていく過程が丁寧に描かれていて、日下が少しずつ幸せになって行く様子が嬉しく思えます。
飯島はいい男ですね!意外にも思慮深くて。日下をとても大切にしていて。
シミジミと幸せそうな感じ?
書き下ろしの話も、少し複雑な話です。
日下の留学時代の友人が、出版社の編集さんとして日下の前に現れるんです。
その男もまた、日下に惹かれていたのにもかかわらず、男に惹かれるなんて・・・って自分の気持ちを認める事が出来なかったんですね。
でも、日下には今は飯島がいるし、いろいろあって、結局は他の男とくっついちゃうんです。
いやー、なんで私はこの話が好きなんだろう?
大人CPの話だし、[受]がゲイで[攻]がストレートっていう設定も好きです。
まあ、それもあるだろうけれど・・・
こういう心の深い所に届く、シミジミした話が好きなのかも。
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ビターテイストなお話です。






