野ばらの恋
- 2008.
- 06.
- 10
- (Tue)
- 17:42
砂原糖子さんの小説です。イラストは小鳩めばるさんです。
長らく、温存しておりましたが、やっと読みました。
砂原糖子さんの小説は、精神的に余裕がある時に読みたいと思うんですよね。
なので、すっかり後回しになっちゃったよ〜(涙)
でも、落ち着いて読めて良かったです!
胸いっぱいに幸せなお話でした。
どんなお話かと言いますと・・・
医療機器メーカーの跡取り・椛代永知は、仕事にも恋愛にも熱意を持てずにいた。
ところがある日、3ヶ月だけ出向することになった山奥の老人ホームで美しい園長・三園史彦と出会う。
亡くなった恋人を一途に慕い、入園者たちやバラを心から慈しみ、何故か自分にだけ怯える三園。
いつしか「彼に触れたい」という想いを抑えられなくなった椛代は―!?
(『野ばらの恋』書籍裏の内容紹介より引用しました)・・・というようなお話です。
未亡人!?少し違いましたが、心は同じようなものでした。
「自分の世界はずっと時が止まったままでいい」
「僕は大丈夫です。あなたがいなくなっても、僕はちゃんとあなたを愛し続けます。」
老人ホーム・ロゼットガーデンで園長として、故人を想いながら穏やかに暮らしていた三園。
お話の舞台は、老人ホームですから、ちゃんと生活感漂う内容になっているのにもかかわらず、バラが咲き乱れ、夢のように穏やか・・・そんな印象が残ったのです。
毎度ながら、驚きです。
砂原糖子さんの文章には、清潔で澄んだ空気が漂っているように思うのですが、ところが、この方が書かれる描写は、生活感溢れていたり生々しかったりするんですよね。
私はけっこうそこに萌えるのですが、読み終えてみると、生活感や生々しさは何処へやら。残るのはいつも清潔で澄んだ空気なんですよねぇ・・・なぜだ?
さてさて・・・
椛代は、両親に愛される事も無く、世の中をナナメに見たまま育ってしまった可哀相な男なのですが、ホームで、三園と出会い、老人達と暮らすようになって、だんだん成長して行くんです。
すごいよ!男を上げたっていうのかな?最初のほうは、いかにも嫌な奴なんですけれどもね。
三園は、トラウマ持ちなんですよね。若い男が駄目。
そんな三園が、初めての生々しい恋の感情に戸惑うんです。
そして、初心で真面目な三園は、まわりの老人達に助けられながら、椛代の想いを受け入れる事に。
お話を振り返ってみると、椛代の暴走がポイントだったのかな?と。災い転じて福となす?
所謂「本物の恋」初心者同士の、戸惑いばかりの可愛い印象が残る恋のお話なんですが、テーマは「好きな人にさわりたい」という、少しばかり生々しい感情のお話だったかな?
だから、トラウマ持ちの三園だったんでしょうね。(や、BL読んでそんな生々しいとか今更なんですけれどもね。)
それだけに、二人の初エッチには感動しました。三園が幸せそうで。うんうん!良かったね!オバチャンも嬉しいよ(涙)という感じで。
それにしても・・・・「故人を想いながら穏やかに暮らす」というシチュエーション?毎度ながら読むだけで泣けてしまいます。そして、穏やかで閉じた空間が夢のように甘くて惹かれてしまうのです。
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NOW HERE
- 2008.
- 06.
- 04
- (Wed)
- 19:44
木原音瀬さんの小説です。イラストは鈴木ツタさんです。
同人誌に収録されていたお話だそうですね・・・オヤジロマネスク?
・・・て、昨日ブログに書いた『37℃』と出所が同じなのでしょうか?
木原音瀬さんの小説にしては、後味スッキリ〜ィ!なお話でした。
そして、鈴木ツタさんが描かれるオッサンは可愛い!
しょぼくれ具合が何とも( ̄▽ ̄)。o0○
どんなお話かと言いますと・・・
朝目覚めると、福山の隣にみすぼらしい中年の男が眠っていた。
酒に酔ってお持ち帰りしたらしい。
見覚えのある顔、細い綺麗な指。
…男はなんと、福山が勤める会社の経理部の部長・仁賀奈だった。
仁賀奈は五十歳の今まで童貞で、女性は勿論男とも付き合ったことがないという。
初心で化石のような男が新鮮で、福山は「年下の可愛い恋人」として付き合い始めるが…。
(『NOW HERE』書籍裏の内容紹介より引用しました)・・・というようなお話です。
bk1で見る⇒
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- NOW HERE (Holly NOVELS) (Holly NOVELS)
- 木原音瀬
- 蒼竜社 2008-05-29
- おすすめ平均
面白いです
遊びから本気へ…20歳差の純愛ストーリー。
オッサンと恋愛なんてありえない。
by G-Tools , 2008/06/04
書籍裏には「みすぼらしい中年の男」ってありますけれども、五十はもう中年では無いですよねー。四十からは初老ですから。
そうは言っても、最初、読み始めた時、仁賀奈の枯れ具合に違和感が。
五十歳って、まだ、普通は、こんなに枯れていないハズ。
花を咲かせずにここまで来てしまったからなのか?とか、余計な妄想を(笑)
でも、最後まで読むと、仁賀奈は、今ひとつノリ気では無かったんだと。
だからかぁ〜!と納得。
福山は、オッサンを馬鹿にしていたから、五十歳のオッサンってこんなもんかな?と、気がつかなかったんでしょうね。
今回も、木原音瀬さんらしく、傍若無人で自分勝手な男には、痛いしっぺ返しが待っていましたね。
そして、最後は恋の奴隷に。あれほど馬鹿にしていたみすぼらしい男のね。
ほんと、イヤな感じの男を、容赦なくイヤな男に書きますよね。いつも感心します。
だから、心置きなく酷い仕打ちが?
読後感が後味スッキリだったのは、仁賀奈がイヤな男では無かったからなのかな?
仁賀奈にさせたしっぺ返しは、福山には充分だったんですけれどもね。
オッサン好きな私としては、読みながら、「どうか、仁賀奈さんが酷い男ではありませんように」と思ってしまいましたよ(笑)
だってね、木原作品は、私にとっては、好きになれないカップルが多すぎるんだもの。どっちもどっち?みたいなね。
福山は、見映えが良い男ばかり好きなんですけれども、スレていなくて初心なコが好きなんですよね。
だから、より若いコを選びがちだったみたいなんですけれども。
そこで、仁賀奈さんですよ!!
外見はクタビレているかもしれないですけれども、純情可憐で初心な仁賀奈。
もちろん、きれいな指先を持つ小さな手も好きなんでしょうけれど、福山が仁賀奈にはまったのは、何よりも、仁賀奈が初心で可愛かったからなんでしょうね。
恋に落ちて生まれ変わったような福山には、是非、歳を重ねても謙虚で純情な仁賀奈さんを大切にして欲しいなぁ!と思いました。
いやいや〜、この二人のその後のらぶらぶが是非、読みたいわ〜。
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野良猫とカサブランカ
- 2008.
- 05.
- 29
- (Thu)
- 14:42
中原一也さんの小説です。イラストは実相寺紫子さんです。
中原一也さんの、シリーズものでは無い本は、読むのが久々のような気がします。
今回この『野良猫とカサブランカ』が出たアルルノベルスでは、「執着フェア」なるものを開催しているらしく、その中の一冊という事で、執着モノなんだろうなぁと、薄ボンヤリと思いながら購入。
しかしね、読んでみると、それほどでも・・・という感じがしたのですが、最後まで読みきると、やっと「執着フェア」に納得。
執着モノのイメージと書籍裏の内容紹介に反して、優しい話だったなぁという印象が残りました。
しかし・・・感想は少々辛口かも?
どんなお話かと言いますと・・・
男に飼われていた過去を持つバーテン・律は、どこか陰のある傲慢な刑事・須田に捜査の協力を頼まれる。
母譲りの美貌と線の細い躰に反して生意気な律の反応を面白がり、挑発してくる須田。
憤りを隠せない律だったが、消し去りたいはずの過去を互いに抱えながらも、対峙する強さをもつ須田に掻き乱されていく。
意地の張り合いと酒の勢いから、律の中に眠る被虐の血を呼び起こす須田だったが…。
責め苦に悶え悦ぶ罪深い躰を思い知らされた律は!?
(『野良猫とカサブランカ』書籍裏の内容紹介より引用しました)・・・というようなお話です。
「執着」はいったいどの辺りが?
そして、『野良猫とカサブランカ』というタイトルで、表紙イラストの男(須田)とカサブランカにどのような関係が?
そう思って読み始めると、あれ?執着はどこ?須田とカサブランカは関係無いじゃ〜ん!と。
が、しかし、読み終わってみると、なるほど!と納得。
執着はダブルで、カサブランカもダブル(謎)
こちらのお話、あまり詳しく書くと、盛大なネタバレになっちゃうから、書き辛いな。
ストーリーは書かない事にしよう。うん。
律は、深く悔いている消し去りたい過去がありながら、自虐的な露悪趣味で、その過去を他人に自慢げに誇示してしまうような困ったちゃん。
でも、きっとそうやってしまわないと、自分の足で立って生きて行けないんだろうなぁ。
痛々しくって泣ける。
須田は、ヨレて捻くれたオッサンなんですけれども、早々と重い荷物を捨ててしまって、その自由さが心地よいと感じている男。
律に興味を持ってしまった須田は、ポン!と叩くと直ぐに逆毛を立てる律が可愛くて、ついついいじめてしまうんです。
須田は、律の事を、本当は優しく可愛がりたいのですけれども、律は、簡単には可愛がらせてはくれない野良猫なので、手を焼きます。
この二人のバトルが面白かったです。
意地っぱりの律が可愛くて。
(この辺りしか、中原一也さん的お楽しみが無かったような気がしました。寂しい。)
ストーリーは、子猫ちゃんの、再生の物語、かな。
そして「執着」を断ち切る話だと思いました。
荒療治を施したのは須田。
いかにも須田らしい、押し付けがましい行為なんですけれども、押し付けがましくない優しさが垣間見えていいなぁと思いました。
最後に、条件付けにカクテルとは・・・ここには、須田の意地が(笑)
思わず納得のタイトルでした。
なんだかね、「執着」がこびり付いた頭で書籍裏の内容紹介を読んでから読むと、ぬる〜い感じの話だなと。
だってぇー、仕立屋さんの話を思い出すんだもの。
中原一也さんらしいパンチの効いたシーンは少ないし、嗜虐だとか被虐だとか、煽っているわりには、その辺りが今ひとつだったような気が。
「あとがき」まで読ませていただくと、あ・・・やっぱりねと。
アレが出てきそうな濡れ場だったのに(笑)なぜ、出ない?とか思っちゃったよ(-_-;)
や、そんなに好きじゃないけどさ、お約束?
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熱・風・王・子<愛とバクダン3>
- 2008.
- 04.
- 29
- (Tue)
- 19:39
中原一也さんの小説です。イラストは水貴はすのさんです。
『愛とバクダン』シリーズの3作目で、『傷だらけの天使ども』<愛とバクダン2>の続きです。
ううっ・・・蔵書整理を兼ねたこちらのブログ、まだ、『愛とバクダン』の記事を書いていなかったよぉ・・・
仕方が無いので、『愛とバクダン』『傷だらけの天使ども』<愛とバクダン2>は、端折ります(-_-;)
どんなお話かと言いますと・・・
竜崎の助手として、その仕事ぶりを高く評価されるようになった謙二朗は、ある日、崇の誘いで竜崎とオリーヴとともにバイクの走行会を訪れる。
そこで、レーシングチームのスポンサーである青柳の目にとまり、急遽レースに参加することに。
上級者とも互角に渡り合えるほどの謙二朗の腕に惚れこんだ青柳は、本格的にレーサーにならないか、と誘うのだが…。
謙二朗の将来を思い、自ら別れを切り出す竜崎。恋か夢か。謙二朗の出した答えとは――。愛バクシリーズ第3弾!!
書き下ろしは、オリーヴにプロポーズする男が現れ、気が気でない謙二朗。さらにそんな謙二朗に竜崎の欲望が爆発して…。
(『熱・風・王・子』<愛とバクダン3>書籍裏の内容紹介より引用しました)これまでのお話は・・・
- 『愛とバクダン』
- 探偵事務所を開いている元刑事の竜崎は、悪友の深見に頼まれて、彼の弟・謙二朗を雇うハメに。
会ってみると、謙二朗は危うい色香を放つ美青年で、竜崎はどうしようもなくそそられてしまう。
少年院上がりの謙二朗は、複雑な過去が原因で男も女もダメ、しかも親友の弟ときては、竜崎もおいそれと手を出せず、悶々とした日々。
人に懐かない猫のように警戒心の強い謙二朗だったが、事務所に入り浸るゴツいオカマ、オリーヴの優しさに触れ、次第に仕事にも馴染んでいく。
そんな折、彼の前に少年院時代の因縁の男が現れ…。
探偵×助手のエロティック・ハードボイルド!竜崎に隠し子発覚!?の書き下ろしつき。
(『愛とバクダン』書籍裏の内容紹介より引用しました)- 『傷だらけの天使ども』<愛とバクダン2>
- 探偵の竜崎英彦が、親友・深見の弟、謙二朗を雇ってから、早1年。
竜崎のもとで男の生き方を学んだ謙二朗は、公私共に竜崎の相棒として成長した。
そして、過去の傷も癒えつつある彼に、初めてできた友人―バイク好きが縁で知り合った古賀崇との、初々しい友達づきあいを微笑ましく思いつつも嫉妬心を覚えた竜崎は、謙二朗を甘く攻め立ててしまう。
しかし、ささやかな幸せの日々も長くは続かず、崇がらみの事件に巻き込まれてゆき―。
探偵×助手のエロティック・ハードボイルド第2弾!
書き下ろしは、7年後。色香の増した29歳の謙二朗とオヤジパワーのアップした竜崎のもとへ、再び台風がやってくる。
(『傷だらけの天使ども』<愛とバクダン2>書籍裏の内容紹介より引用しました)・・・というようなお話です。
※こちらの作品には『KYOUHAN〜共犯〜
』『真夜中の純情
』<KYOUHAN2>というリンク作品があります。
暫くぶりのこちらのシリーズ、3作目の『熱・風・王・子』<愛とバクダン3>は、謙二朗がずいぶん大人っぽく!?
こんなに立派になって、オバチャンは嬉しいよ(涙)・・・という心境になりました。
謙二朗は、竜崎とオリーヴの親心を、まだまだ理解しきれていない様子でしたが、自分でちゃんと考えてみよう、自分の足で立ってみよう、という、少し大人になった謙二朗にシミジミしちゃいました。
2作目までの謙二朗だったら、きっと、意地になって、その意地だけで竜崎の元から飛び出して行ったと思うんですよね・・・。
竜崎のエロオヤジっぷりは相変わらずで、嬉しいかぎり(笑)
中原一也さんが書かれるオヤジって、どうしてこうイイのかしら〜。
謙二朗は、可愛いかったな。色っぽくなって、しかも、可愛くなったよ!
そして。オリーヴさんにも、新たな幸せが!?
そう言えば、「Barスナック・九州男児」の新作メニュー・・・こういうレイアウトのメニューって、わりとポピュラーなんですかね?
アレとほぼ同様のメニューを食した事があります。遥か昔に。懐かしいなぁ・・・。
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ねじれたEDGE
- 2008.
- 03.
- 27
- (Thu)
- 12:18
崎谷はるひさんの小説です。イラストはやまねあやのさんです。
新書版も持っているんですけれど、こちらのルチル文庫版(新装版)も買っちゃいました。
やはり、お目当ては、追加分のお話ですかね?
新書版では、仲直り(?)した所でお話が終わっちゃっていたので、やっぱ、その後のらぶらぶが読みたいじゃないですか!
こちらのお話、濡れ場が多いです。
同じく崎谷はるひさんの『ANSWER』『SUGGESTION』と同様に、ラキアスーパーエクストラノベルスから新書版で出版されていた本なので。
追加ぶんのお話は、2本も付いておりました。
すごいボリュームです。
どんなお話かと言いますと・・・
一晩限りの相手から薬を盛られた咲坂暁彦は、偶然出会った青年・イツキに薬で火照った身体を抱いて鎮めて欲しいと助けを求める。
二度と会わないだろうと別れた青年はしかし、咲坂が教壇に立つ女子高に教育実習生・鴻島斎として現れた。
二人は気持ちがすれ違ったまま歪んだ関係を続けるが・・・?
(『ねじれたEDGE』書籍裏の内容紹介より引用しました)・・・というようなお話です。
さて。こちらのお話は、年下[攻]で[受]が年上で、歳の差は7歳です。
二人の出会いについては、あらすじを参照していただくとして・・・
職場で、鴻島[攻]と再会した咲坂[受]の動揺ぶりは痛ましく。
その、咲坂の態度に、すっかりヘソを曲げてしまった鴻島。
そこから、二人の関係はねじれて行ってしまうのですが。
痛い話なんですよね。
ヘソを曲げた鴻島が、咲坂を脅し、身体の関係を強要し続けるという・・・ちょっとイヤな感じのお話です。
が、しかし、こちらのイヤな感じのお話が、わりと読めてしまうのは・・・
・出会いの時に、二人とも、お互いに気持ちを残してしまっていたらしい、という事を最初から匂わせている。
・再会時の咲坂の動揺、それにヘソを曲げた鴻島の心理状態。
・関係を強要された咲坂の、恐怖心と、それと相反する、鴻島への惹かれる思い。
・関係を強要し続ける鴻島の、後悔と、自分の中に潜む嗜虐心への恐怖。
・歪んだ関係を、やめて欲しいのにやめて欲しくない咲坂。
・歪んだ関係を、やめたいのにやめられない鴻島。
そんな二人の心理状態が、事細かに書かれていて、共感は出来なくとも、納得する事は出来る内容となっているからでは?と思いました。
この、「ねじれた」状態は、読んでいて非常に苦しかったです。
こちらのお話、好きか?と聞かれると、たぶん好きとは言えないんじゃないかな?
でも、非常に面白かったです。興味深いと言いますか。
この二人の、それぞれの心の中に存在する、相反する気持ちが、キッチリと丁寧に書かれていて、複雑な心理状態にある二人を、スッキリとリアルに感じる事ができました。
やっぱ、崎谷はるひさんは凄いなぁと。
が、しかし・・・濡れ場が、私的にはNGなんですよねぇ・・・。
なんだろう?[受]のセリフ?やけに子供っぽい?ような?
アレ、駄目だぁ〜。萎える。
描写とかはエロくて良いのになぁ。
「とろけそうなKNIFE」「みだらなNEEDLE」(追加ぶん)は、少々卑屈な咲坂にイライラとしつつも(^^;)、過去の行いを後悔する鴻島を切なく思いながらも、その後のらぶらぶな二人を読めて良かったです。
崎谷はるひさん的濡れ場がお好きな方には、満腹間違い無しだと思います(*^-^)
タイトルもいかにもっていう感じですね(笑)
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何でやねん!
- 2008.
- 02.
- 21
- (Thu)
- 14:46
小説です。イラストは山田ユギさんです。
少し古めなのでしょうか?
私は、昨年、2冊まとめて購入しました。
こういう続き物って、続きも読んでしまってからだと、1冊目だけの感想が書けない事が判明(^^;)
しばらく頑張ってみたのですが、仕方がないので(;^。^A 、まとめた感想を書きました。
どんなお話かと言いますと・・・
- 『何でやねん!』
- 相川仁は苛立っていた。
高校入学以来毎日、ある男に漫才の相方になってくれとつきまとわれていたのだ。
かつて言葉のいじめにあっていた仁は、人に笑われるのが大嫌い。
だがその男・土屋来は、仁がどんなに冷たく断わっても諦めなかった。
「笑われるのは怖いことやないよ」
不思議な熱を込めてそんなふうに口説く土屋に興味を持ち始めたある日、仁は当時のいじめの主犯格・福島と再会し……。
青春☆漫才ラブ×バトル!!
(『何でやねん!』書籍裏の内容紹介より引用しました)- 『何でやねん!2』
- 仁と土屋がコンビを組んで九年。
今やビジュアル系(?)若手お笑いコンビとして名を馳せた『バンデージ』は、テレビに舞台に大忙し。
ゴールデンタイムの番組も決定し、充実した日々を送っていた。
だが、漫才で認められる前にルックスで人気が出てしまったためか、やっかみ半分の嫌がらせも多い。
それでも土屋がそばにいれば乗り越えられる。そう思っていたのだが……?
「何でやねん!」続篇、書き下ろしで登場!!
(『何でやねん!2』書籍裏の内容紹介より引用しました)・・・というようなお話です。
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- 何でやねん! (ディアプラス文庫)
- 久我有加 山田ユギ
- 新書館 2004-05-10
- おすすめ平均
初めての恋、っていいですね。
関西弁BLの若獅子
これぞ運命!?
ナニワ芸人の青春記
by G-Tools , 2008/02/21
![]()
- 何でやねん!(2) (ディアプラス文庫)
- 久我有加 山田ユギ
- 新書館 2004-10-09
- おすすめ平均
出逢えて良かった~♪
続編待ってました!
続編…9年後
by G-Tools , 2008/02/21
※こちらの『何でやねん!』のふたり(バンデージ)が、チラリと登場する作品があります。
『月も星もない』→『月よ笑ってくれ』、『それは言わない約束だろう』
一冊目『何でやねん!』は、高校生の頃のふたりのお話で、『何でやねん!2』は、コンビを組んでから九年目ぐらいのお話です。
過去に受けたいじめのせいで、「人に笑われるのが怖い」相川が、土屋からの熱いラブコールで、土屋と漫才コンビを組む事になり、デヴューを果たします。
こちらのお話も・・・って、こちらの方が先なのですが、神経症を扱ったお話です。
神経症と書くと何か大袈裟ですけれど、たぶん、誰でもこういうのは、大なり小なり一つぐらいは持っているのでは?と思いますが、どうでしょう?
通常の生活に支障が出るか出ないかぐらいの違いのような気がしますが、どうなのでしょうね?
とにかく、土屋が・・・イイ!
どんだけ相川が好きなんだ!土屋!と、呆れるほどで(笑)
泣き虫だけれど、のほほ〜んとして、ゆったりとして、包容力があって。
「人に笑われるのが怖い」というトラウマに、何としても打ち勝ちたいと思っている相川の側で、いつも寄り添って見守っているとう感じです。
トボけた口調も良いですし。
いっぽう相川は、ものすごく生真面目で。
その生真面目さが、いつも自分を追い詰めてしまうんですね。
読んでいて、辛かったです。
根が深いですよね(涙)
相川は、どうして土屋が自分と漫才をする事にこだわったのか、いつも、よ〜く思い出して、うんと自惚れたら良いんじゃないかな?と思いました。
そうなれたら・・・少しはラクなのにね・・・。
それにしても、このふたりって・・・(笑)
土屋の包容力もさる事ながら、土屋の強大ならぶらぶパワーを受け止める事ができる相川もイイ!
ふたりの熱量が一緒っていう感じが良く伝わってきました。
そして、ココロもカラダもしっかり繋がっている感が、何とも色っぽい感じで良いです。
『何でやねん!2』では、優勝曰く・・・
「十年もののラブラブ光線は濃い」
まさに、そのようで・・・ゴチソウさま。
このカップル、好きだわ〜。
読み終えた時には、ほわ〜っとあたたかい気持ちになれます。
そう言えば、私が今まで読んできた久我有加さんの小説の中では、相川がいちばん勢いのある関西弁だったような気がします。
関西人ではないので、よくわかりませんが(^^;)
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のらいぬ
- 2007.
- 10.
- 31
- (Wed)
- 10:11
小説です。イラストは石原理さん。
日曜日に行った古本屋さんの棚に、ひっそりと佇んでいたので連れて帰って来ました。
珍しいな。古本屋に出ているのを見た事が無かった本です。
幼馴染で同級生CP、痛々しくって愛しい男の子達のお話でした。
石原理さんのイラストがピタ!っとはまって良かったです。
どんなお話かというと・・・
幼馴染で同級生の岩浅[攻]と高津[受]。
子供は親を選べません。しかも、子供故に親を捨てる事も出来ず、息苦しい毎日を、右から左へ遣り過ごして、二人で寄り添うようにして、なんとか暮らしています。
しかし、胸の内に溜まって行く「遣る瀬無さ」は、捌け口を求めてもがき苦しみます。
岩浅は、自分よりも過酷な状況にあり、他に友人も作らず、内へ内へと溜め込むタイプの高津が、いつか壊れてしまうのでは?と気が気では無く、彼といつも一緒に行動して気を配っていました。
そして、その「遣る瀬無さ」の捌け口に、「暴力で発散する事」と「セックス」を、高津に与えます。
岩浅はいつも側に居て、殴り合いの相手にもなり、外で喧嘩をする際には、高津がやりすぎないように見守り、また、高津が暴力でも発散しきれなかったぶんを、女性を抱く事が出来ない高津の為に、セックスの相手をしてやります。
岩浅は、高津を可愛がり、高津に懐かれる事で、息苦しい毎日を癒しています。
二人はそんな濃密な間柄です。
そんなある日、岩浅は、高津が手懐けて可愛がっていた、のら犬の存在を知ります。
高津の事は何でも知っていて、高津の心の拠り所は自分しかいないと思っていた岩浅は、愕然とします。
そして、その犬をめぐって、今まで発散させてきた暴力が暴力を呼び、大事になり、二人の関係は・・・?
・・・というようなお話です。
痛々しくて少し重苦しいお話です。
しかし、私は好きですね。この小説。
私は、ただただ、この子達を愛しく思いました。
高津はねぇ・・・頼るだけで愛してはくれない、精神を病んだお母さんを持て余しつつも愛しているんです。
高津の逃れられない「生き辛さ」の根源はそれだというのに、どうにもならない。親子だから。
ところで。高津は襲い受けなんです。
岩浅は、自傷行為のような高津のやり方に、毎度、胸を痛めます。
男同士のその行為はいろいろ面倒だ・・・と思いつつも、そういう高津を受け止めてやる岩浅(攻めだけどさ)の思いが切ないです。
こういう濃密な関係って、男同士ならではじゃないですか?
そう思うのは、乙女(ていうか、腐女子?)の浪漫なんでしょうか?
それにしても、ほんと、痛々しくて、読んでいるこちらも胸が痛かったです。
でもね、犬がらみの一件で、二人は、お互いの関係についての認識を新たにするんです。
そして、暴力は暴力を呼び、大きくなって必ず自分のもとへ返って来るという事も認識します。
で、お互いを癒すように、甘い甘〜いセックスをするんです。
宥め合って癒し合って、何事も無く、早く大人になれるといいなぁと、私は願わずにはいられませんでした。
はぁ〜、やっぱ、菱沢九月さん、好きだわ。
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- tag:菱沢九月 石原理
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