真昼の月(下)
- 2008.
- 06.
- 07
- (Sat)
- 00:41
いおかいつきさんの小説です。イラストは海老原由里さんです。
こちらは、『真昼の月(中)』の続きです。
良かったです!!萌えた!
ひと月一冊ずつ、上・中・下、と読んできましたけれども、予想以上に良かったです。
(あわわ・・・すみません・・・)
どんなお話かと言いますと・・・
ヤクザの若頭・辰巳剛士と愛人契約を結んでいるマル暴の元刑事・神崎秀一。
強引で自分勝手な辰巳が頻繁に自分を抱きにくることに呆れていたが、今では秀一にとって辰巳はなくてはならない存在となっていた。
それでも付かず離れずの関係を保つ秀一の前に、刑事をやめる原因となった元相棒の東郷泰久が現れる。
かつて自分を裏切り、銃で撃った東郷に秀一は脅され、睡眠薬を飲まされ監禁されてしまい――!?
(『真昼の月(下)』書籍裏の内容紹介より引用しました)※こちらは『真昼の月(中)』の続きです。
『真昼の月(上)』→『真昼の月(中)』→『真昼の月(下)』・・・というようなお話です。
こちらの『真昼の月(下)』では、今まで築いてきた二人の絆とか相手に対するそれぞれの想い、出会ってから、それぞれの生き方についてどのように変化したのか、とか、そういうものの輪郭がくっきり見えてくるようなお話になっていました。
今まで、巻き込まれた事件によって、その都度二人は、お互いがどのような人間であるか、また、お互いが相手に対してどのような感情を持っているのか、対峙させられて知り、そして、絆を結びその絆を強くして行ったのですが、その過程を、下巻を読む事で、思い返す事が出来ました。
だから、読み終えた後は、今まで読んできた上・中巻のイメージというか・・・印象?が、少し変わったかもしれないです。
正直、萌えだけで、ちょっと薄味でダラダラした話だなと思っていたのですが、上・中巻は、ちゃんと噛み締めるようにして読まないといけなかったんだなぁと反省しましたよ(-_-;)
こちらのお話、この二人の距離感に萌える、と。そして、下手に甘々にはならないで欲しいと。そう書いて来ましたが、望んだ通りの結末で、大満足でした。
この二人の距離感っていうのは、独特だなぁと思って読んできたんですけれども、これ、この二人だからこそ、できる距離感なんでしょうね。
片方どうちらかでも、相手にもたれかかってしまったら、成り立たないですから。
辰巳は、ヤクザという稼業に就いているわけですから、いつも、いつ命を落とす事になってもそれは仕方が無い、と腹を括っている男。
だから、自分がやりたい事をやりたい通りにする。
そして、自分の行動の責任は、全て自分で背負う覚悟がある。
秀一は何事にも動じない冷静な強い男で、辰巳はそこに惹かれたわけですが・・・
秀一は、過去に同僚に殺されかけて、一度、魂が砕け散ってしまった男。
だから、ちょっとやそっとの事では、魂が傷ついたりはしないという事を知ったと思うんですね。限界を知った事で。
秀一の高潔さとか強さは、もとからあった物でしょうけれども、それで更に磨きがかかったんじゃないのかな?と、私はそんなふうに感じました。
そんな二人なので、お互いにもたれあったりなんかしない。
自分の守りたいものは、曲げないで守り通すし、責任を負う覚悟もある。
ちゃんと自分の足で立って生きているんですね。
だから、自分が侵してはならない相手の領域をきちんと認識できるし、それぞれには、それぞれの生き方があると認め合う。
それが、この二人の距離感なんだなぁと、思いました。
秀一が、辰巳に絆されてしまったのは、やっぱり一途さなのかな?と思いました。
それと、出し惜しみする事無く、自分が愛したいように愛するっていう、一見、強引で自分勝手な愛情?
押し付けがましいのに、押し付けがましく無い。
そこには、見返りなんて求める気持ちが微塵も無いから。
しかしね、辰巳はちょっとズルい(笑)
自分が贈った愛情や気遣いを、秀一が受け取り拒否できないような上手いタイミングで、秀一の足元にポトリと落とすんですよねー。
抜け目ないと言いますか、その度にニヤリとさせられました。
でも、それは、秀一に対する気遣いでもあるのかなぁと。
そんな所がまた可愛いんですけれども。辰巳は。オッサンくさいのにね。
ところで、秀一が父親のように慕っている向坂。
情のある素敵なオッサンでしたねぇ・・・。
大阪に来た時は、自暴自棄気味だった秀一が、本当の意味で、いろんな事を受け入れてここまで来れたのも、向坂が、その都度、秀一の背中を押してくれたからでしょうね。
さてさて。そんなわけで、私にとっては、萌えドコロ満載のお話だったわ〜。
秀一は年上のオトコマエ[受]だわ、辰巳は年下[攻]なのにオッサンくさいわ、でも、めろめろ?みたいな所が可愛かったり、とかね。
最後のほうに出てきた、辰巳が秀一に、東郷にされた事を問うお風呂場での「触られてないてか!」と驚くシーンには、思わず笑ってしまいましたよ。
いやいや〜、楽しませていただきました。
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真昼の月(中)
- 2008.
- 05.
- 22
- (Thu)
- 19:18
いおかいつきさんの小説です。イラストは海老原由里さんです。
こちらは、『真昼の月(上)』の続きです。
たぶん、雄飛版の2巻の終り少しから4巻の途中までが収録されていると思います。
それと、「妄執」という短い書き下ろしも収録されています。
どんなお話かと言いますと・・・
ヤクザの若頭・辰巳剛士と、マル暴の元刑事・神崎秀一は情人関係にあった。
辰巳との関係を断ちたいと望んでいた秀一だが、自分の居場所をつくってくれる辰巳の存在を、徐々に受け入れてゆく。
辰巳の計らいで調査事務所を開くことになった秀一のもとに、初仕事が舞い込む。
依頼は放置車両の持ち主捜査という、簡単なものだったが、車内で血痕が発見され、事件は殺人へと発展する。
犯人捜査を始めた秀一は、辰巳の部下が関わっていると知り――。
(『真昼の月(中)』書籍裏の内容紹介より引用しました)※こちらは『真昼の月(上)』の続きです。
・・・というようなお話です。
さて、前作からの続きです。
秀一は、自分の居場所を、この大阪で、辰巳に世話をして貰った調査事務所とする事を決意します。
それは、自分に辰巳の息がかかっている事を世間に知らしめ、二度と表の世界へ戻る事が出来ないようにする、という事なんですね。
そして、こちらの『真昼の月(中)』の最後の方では、今までは、ヤクザの若頭と言うよりも、秀一にメロメロな助平なオッサン、という色が、何とな〜く、濃かった辰巳が、ヤクザの若頭らしい振る舞いを見せ、ピリピリとした雰囲気が漂います。
しかしね、なんだかんだ言っても、二人の絆が強くなって行っているなぁという『真昼の月(中)』でした。
秀一も、妙に辰巳の事が気になり出してきたみたいだし。
そして、けっして甘くは無い関係も持続中で、私的にも、よしよし!といった感じで、萌えますね。この距離感は。
互いに通じ合っているのに、甘い余韻を漂わせない関係?好きだ〜。
それにしてもね、毎度ながら、辰巳の手元にスチャっと出てくるオイルのシーン。
秀一じゃなくても、私も毎回「出た!」と思ってニヤニヤしてしまうのよ(笑)
全く準備の良いオッサンだこと。
マナーの良い助平って、好かれそうだわ。
潔く乱れる秀一も、ますます色っぽくなって嬉しいかぎり(*^-^)
次には、いよいよ完結ですね!
この二人、どうなるんだろう?
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胸に手をあててみろ!
- 2008.
- 04.
- 16
- (Wed)
- 12:38
たけうちりうとさんの小説です。イラストは山田ユギさんです。
数年前に、古本屋さんで佇んでいるところを、引き取って来ました。
先日、笑える本・・・と思って、納戸をゴソゴソしている時に、そう言えば、これも笑える本だった・・・と、思い、読み返してみました。
内容が軽めの小説なので、通常であれば、楽しく読んで、ハイ!さようなら〜、という感じなのですが、この楽しさが、忘れられなくて、手元に残してあるんですよね。
どんなお話かと言いますと・・・
サラ金業の河之辺朴は自堕落な色気が魅力だが、人生の要領がめっぽう悪い。
ハンサムで年下のエリート銀行員の置前知義とは、彼の股ぐらに顔を押し付けてしまうという衝撃の出会い!
もう恋愛はしないと思っている朴に天然無自覚無感動な置前は、初めての恋心を募らせていき…。
そんな中、取り立ての旅に二人で出る羽目になり!?
つれなくしながらもひたむきな置前を憎からず思う朴は、次々に巻き起こる事件と恋の行方に翻弄される!!「もう、なんなのさ……。」
(『胸に手をあててみろ!』書籍裏の内容紹介より引用しました)・・・というようなお話です。
とても饒舌で、軽妙なリズム感のある文章で綴られた小説です。
この、饒舌さが、タマラナイのですが、好みが分かれるかもしれませんね。
そして、気の利いた言い回しが、これでもか?これでもか?と。
もー、ほんと、上手いんですよー。
日々を右から左へ遣りすごすように、毎日を送っていた河之辺[受]が、転がるように恋に落ちて行く様が可笑しくて、楽しく読めました。
恋だと気がついた時には、時、既に遅く(笑)
そして、どんどん流されて、行く着く所まで行った時の、河之辺の潔さがまた爽快でした。
いっぽう、置前[攻]は、「何か変」と思いながらも、それが恋だとはなかなか気付けず。
置前は、冷静で賢く生真面目な男なのですが、その生真面目さが時には滑稽で。
ダラダラとした河之辺と、冷静で生真面目な置前との、コントラストが鮮やかに表現されていて、トンチンカンな二人の会話が楽しかったです。
ところで。
こちらの小説、山田ユギさんのイラストが、おそろしくマッチしていました。
チョイ悪オヤジを演じている、河之辺のアンニュイな(笑)色気が!
すっきりとしたオトコマエな置前も格好良かったです。
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『右手にメス、左手に花束』〜『その手に夢、この胸に光』<右手にメス、左手に花束5>
- 2008.
- 04.
- 12
- (Sat)
- 22:33
椹野道流さんの小説です。
どうやら、こちらのシリーズの続編が、今月、発売されるらしいですよ?
今のところ、『右手にメス、左手に花束』シリーズは、全部で5巻まで発売されています。
こちらは、だいぶん前に読んだ本で、しかも、出版されているぶんは全部読んじゃってます。
ですから、まとめて書きますね。
どんなお話かと言いますと・・・
法医学教室助手の永福篤臣と、消化器外科で外科医の江南耕介──そんな二人の出会いは、9年前に遡る。
K医科大学の入学式で、たまたま出席番号が隣り合わせだった二人は、その後の実験や実習でもいつでも一緒で、なんとなく気も合って・・・。
誰もが認めるイイ男で頼りがいのある江南に、篤臣は何かとじゃれつくのだったが、江南の心に秘めた思いにはまるで気づかず・・・それが、とんでもない事態を引き起こすことに・・・。
(『右手にメス、左手に花束』書籍裏の内容紹介より引用しました)
- 『右手にメス、左手に花束』(イラスト:加地佳鹿)
- 篤臣と江南の出会いから付き合うまでに至った道程が、回想として詳しく書かれています。
- 『君の体温、僕の心音』<右手にメス、左手に花束2>(イラスト:加地佳鹿)
- 現在に戻って、出会って十年目の二人のお話で、江南に浮気疑惑が!?
- 『耳にメロディー、唇にキス』<右手にメス、左手に花束3>(イラスト:唯月一)
- シアトルに留学した二人は、現地で結婚式を挙げます。
そして、らぶらぶな二人のもとへ、篤臣の父の突然の訃報が届き、二人は篤臣の実家へ帰りますが、江南はなんと篤臣の母に二人の関係をカミングアウト!?- 『夜空に月、我等にツキ』<右手にメス、左手に花束4>(イラスト:唯月一)
- シアトルに住んで1年、篤臣は、勘当されたままの江南と家族を気遣い、二人で江南の実家に帰省するのでしたが?
- 『その手に夢、この胸に光』<右手にメス、左手に花束5>(イラスト:唯月一)
- 帰国してそれぞれの元職場に復帰した江南と篤臣を待ち受けていたのは、消化器外科での教授選という、白い巨塔めいた派閥争いでした。
しかし、その教授選は、出来レースだという噂が。劣勢につく江南は・・・?・・・というようなお話です。
※こちらの作品には『茨木さんと京橋君』というリンク作品があります。
(『その手に夢、この胸に光』<右手にメス、左手に花束5>に登場している楢崎先生が、カップルで登場しています。)
オバチャンの私には、甘酸っぱいお話・・・という印象があります。
三十路近い男同士の話なのにね。
とても「らぶらぶ」な、二人なのですが、その「らぶらぶ」は、ご多分に漏れず、二人の努力の甲斐あっての賜物──というのが、こちらのシリーズのお話です。
そして、その二人の紆余曲折が、とても丁寧に書かれています。
江南は、一浪しているので、篤臣より一歳年上なんですよね。
そして、クールな感じなのに、大胆でユニークで頼りがいのある男で。
真面目で努力家の篤臣は、そんな江南に、憧れのような気持ちを抱いていたように思いました。
が、しかし!
この二人の関係を最初に壊したのは、江南で、篤臣をレイプ。
しかも、けっこう酷いんですよ(涙)
許せん!!
しかし、そんな酷い仕打ちを受けながら、篤臣は、自分の非を省みるんですよね。
レイプは絶対に許されるものでは無いけれど、そうか・・・非か・・・と、私も一緒に考え込んでしまいました。
男女の間だったら、異性というだけで、普通は気をつけますよね?
でも、もし、同性同士でしかも相手の恋愛感情に気が付かなかったとすれば・・・そして、他人なのにやたらと「甘え」の気持ちがあったとすれば・・・と、思うと、やっぱりそれだと「非」になるのかなと。
そう考えると、人の感情に鈍感だったり無関心だったりするのは、それも罪悪なんだなぁと思いました。
レイプされて、傷ついて、許せなくて、でも、江南との関係を終わらせたくない、失いたくない・・・と思った篤臣は、友達という関係が駄目だというならば、ならば、江南の恋愛感情を受け止めてみようと。
それが、こちらのカップル誕生の経緯です。
やがて、二人は、シアトルの教会で結婚式を挙げ、夫婦となり所帯を持つ、という事になるのですが。
江南は、自分は「夫」であるというプライドを持っているんですね。
いやいや〜、男同士で夫婦でもないだろう!普通にただのステディなカップルでいいじゃん!と思うのですが。
そんな事に拘る江南は、意外にも小心者で繊細でロマンチストなのかも?と思いました。
その点、篤臣は、何が大事なのか?という、芯のところが判っていて、しっかり者のような気がします。
ですから、実際の所は、世間で言う所のカカア天下のように思います。
本当にね、らぶらぶなんですよ〜。
特に、3巻と4巻の『耳にメロディー、唇にキス』と『夜空に月、我等にツキ』は、二人のシアトルでの様子が、いかにも、新婚さん ♥ という感じで。
いくら好き同士でも、一緒に暮らすとなると、いろいろあって、しかも、二人とも生活に追われていると、時間も気持ちにも余裕が無くなるから、シアトルでのゆったりとした時間を、早い時期に持てた二人は幸せなんじゃないかな?と思いました。
こちらは、篤臣の決心があったおかげで、実現したのですけれどもね。
そうやって培った二人の絆を実感できるのは、5巻の『その手に夢、この胸に光』です。
江南といつも共に在りたいと思う、篤臣の意志が強く感じられました。
最近発売された、『茨木さんと京橋君 1』に登場している楢崎先生は、5巻の『その手に夢、この胸に光』に登場しています。
今回、こちらの記事を書く為に、5冊全部通して読み返してみて思った事は・・・
長く関係を続けたければ、お互いに、信頼して歩み寄って努力して・・・っていう繰り返し?そういう事が、ものすご〜く大切で、そういう事って判っているけど忘れがちで、忘れちゃいけないなと。
そんな事をシミジミと考えてしまいました。
真昼の月 (上)
- 2008.
- 03.
- 30
- (Sun)
- 01:39
いおかいつきさんの小説です。イラストは海老原由里さんです。
幻冬舎リンクスからの再出版で、いよいよ完結!となるんですかね?
いおかいつきさん・・・読まないわけでは無いのですが、読んだ事があるのは絶対シリーズと他の数冊ぐらいかな?
どうも、薄味・・・という印象で。
が、しかし、やはり、こちらを読まずして語るなかれ!なのかな?と思い、購入してみました。
どんなお話かと言いますと・・・
同僚の裏切りが原因でマル暴の刑事を辞め、無気力な日々を過ごしていた神埼秀一は、祖父の死を機に、大阪へ生活の場を移す。
相続した雑居ビルに住もうと赴いた一室で、秀一はヤクザの若頭・辰巳剛士と出会う。
強烈な存在感を放つ辰巳だが、秀一は臆することなく接するため、彼に気に入られる。
数日後、傲慢な辰巳は秀一のためにと、部屋を勝手に改装し、その見返りとして体を求めてくる。
秀一は手錠をかけられ、強引に体を押し開かれるが―。
(『真昼の月 (上)』書籍裏の内容紹介より引用しました)・・・というようなお話です。
こちらの小説、事件解決モノ?そして、ハードボイルドめいたお話だったんですね。
事件解決モノの、読み物としての部分は、少々物足りない感じというか・・・やはり薄味?(^^;)だと感じましたが、妙にウェットだったりしない所が逆に好きかも。
秀一と辰巳の微妙な距離感のある関係も、これはこれでまた良いなぁと思いました。
こういう「俺のものになれ!」的な、契約モノにありがちな[攻]の、異常なまでの粘着質な執着や嗜虐などは、辰巳にはそれほど強く感じられませんし、秀一は、「契約」で納得ずくではありますが、そう義務的でも悲観的でもなく、また、流されクンというわけでも無くて。
そして、恋だとか愛だとかの甘いものとは、もっと違う何かがありそうな予感が漂っている感じ?
そんな二人の、微妙な距離感のある関係に萌えました。
いやいやー、このお話って、このままの路線で続くんですよね?
下手に甘々になったりなんかならないで欲しい!とか勝手に思ったりして。
そんなわけで、この先がちょっと楽しみだな♪と思えました。
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ミスター・ロマンチストの恋
- 2008.
- 02.
- 25
- (Mon)
- 11:56
小説です。イラストは、明森びびかさんです。
乙女男子は好きですか〜?私は好きです♪
わりと古い本です。
コメディですかね?学園モノ?
そして、年下攻めです。
どんなお話かと言いますと・・・
成績優秀でテニス部のエースの千野純直は、超モテる生徒会長だ。
180に近い身長、切れ長の眸は涼しげで、引き結ばれた唇はいつも無愛想だが女子にはニヒルで通っていた。
そんな彼が一目見るのを楽しみにしている相手とは一学年下の二年生有坂和志くん(片想い…)だ。
「カッコいいよなあ、有坂くん」…外見はクマ、心は夢見る乙女の千野の初恋は一体どうなる〜!?
(『ミスターロマンチストの恋』書籍裏の内容紹介より引用しました)・・・というようなお話です。
![]()
- ミスター・ロマンチストの恋 (アイスノベルズ)
- 砂原糖子
- オークラ出版 2002-06
- おすすめ平均
乙女。
見た目のギャップを想像すると笑える
カッコいい攻な受!?
by G-Tools , 2008/02/25
先週末、3月のお買い物計画(^^;)をたてるべく、情報収集に勤しんでいたら、砂原糖子さんの『シンプル・イメージ』がルチルから新装版で出るらしいとの事で、どんなお話だったかな?と納戸をゴソゴソしていたのですが・・・
思わず手に取って読み耽ってしまったのが、こちらの本。
そうそう・・・このお話、好きだったわ〜と。
[受]の外見が[受]らしからぬ外見で、しかも乙女だし、私としてはイイ感じだと。
純直は三つ子で、男の子は純直一人。
男の子で大人しい純直は、両親からあまり手をかけて貰えず、ちょっと寂しい子供だったようです。
もっと可愛がって貰いたい、愛されたい・・・。
それなのに、長身でゴツい立派な男の子に成長してしまい、しかも、想い人は男の子。
「もし・・・自分も、姉達のような可愛い女の子だったら・・・」と、胸の内の思いは、いつもそこに行き着いてしまうんです。
そんなだから、自分の秘めた(乙女な)願望だとかを素直に表現出来ない上に、自己嫌悪に陥り・・・。
なんと言うか、切ないというか、もう・・・憐れ?
特に、手作り弁当やバレンタインデーのシーンは泣けました。
それに、純直は、有坂に押し倒されそうになった時に、乙女な「ソコに至るまでの長い道のり」願望を、有坂に披露しておきながら、まだまだ、「自分が女の子だったら・・・」とぐるぐるしちゃうんですね。
有坂は、そんな純直でも好きで、そんな純直の気持ちを受け入れているというのに。
純直は、気がつけないんでしょうね・・・やっぱり自分が男だっていう事に拘ってしまっていますから。
まあ、そうは言ってもこちらのお話、純直はGIDとかでは無く、幼い頃のトラウマのようなものです。
ところで、朋巳(純直の幼馴染で親友)。
朋巳のおかげで、有坂もなんとかなったわけですが・・・。
やっぱり、朋巳は有坂の事が好きなんじゃないか?とか、勝手に妄想してしまったり。ねえ?
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- tag:砂原糖子 明森びびか
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Missing You
- 2008.
- 01.
- 19
- (Sat)
- 13:20
小説です。イラストは、やしきゆかりさんです。
先日ブログに書いた『それは言わない約束だろう』と一緒に購入。
どんなお話かと言いますと・・・
国吉優奈は、ジュエリー工房に勤める23歳。幼い頃、事故に遭い片足が不自由になりました。
事故に遭った時に、一緒に遊んでいたのは、四つ年上の兄の友人である倉知克治でした。
事故に責任を感じた克治は、優奈の学校へ、送り迎えをするようになり、その送迎は、就職し大人になった今も変わらず。足が不自由とはいえ一人で何でも出来るというのに。
優奈は、いつしか克治に恋心を抱くようになりましたが、克治が未だに送り迎えを続けるのは、罪悪感からだと思い心苦しく思うのでしたが・・・?・・・というようなお話です。
優奈は克治に恋心を抱き、克治もまた優奈に惹かれています。
しかし・・・
克治は、罪悪感を感じているから、優奈が気持ちを伝えたら、絶対に受け入れてくれるだろう。
だから優奈は「好き」とは言えない。克治は、自分の不注意のせいで脚に傷が残ったのに、傷を負わせた自分の口から、好きだなんて言えない。
男同士だし、言ったって困らせるだけ・・・。
そういうわけで、この二人の仲は、なかなか進展しないのですよ。
もどかしいやら切ないやらで(涙)
こちらのお話、そういった意味ではけっこう堪能したのでしたが・・・なんかね・・・萌えなかったです(^^;)
う〜ん・・・優奈がね・・・ていうか、克治?
克治の優奈に対する扱いが、まるで子供扱いのような女扱いのような?
いやいや・・・やっぱ優奈のキャラクターのせい?
私にとっては、克治をくん付けで呼ぶというのも、萌えない原因だったかも。
それとか、二人を結びつけるきっかけになった、優奈が克治へ送ったペンダントトップのモチーフが、何か男物とは思えないデザインで。
無理があるだろう!ありえない!とか思ってしまったです。
んー、一応、本の中でも、男性用には苦しいデザインだという記述はあるのですけれどもね。
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ミツバチの王様
- 2007.
- 11.
- 13
- (Tue)
- 13:49
小説です。イラストはこいでみえこさんです。
少し古い本です。気分転換にたまに手に取ります。
甘い内容ですが、中原一也さんですから、ベタベタしていなくて好きなんです。
どんなお話かと言いますと・・・
海沿いの喫茶店「香粉(こうこ)」のマスターである杉崎は、地元の養蜂家の謝花が作る蜂蜜に魅せられ、自分の店のメニューに取り入れたいと、取引のお願いに行ったのですが、ろくに話も聞いてもらえず、あっさり断られてしまいました。
諦められずに何度も足を運び、やっと謝花の蜂蜜を卸して貰えるようになり、お店も順調に客足を伸ばしていました。
そんな矢先、杉崎が喫茶店を始める前に勤めていた、総合商社での同僚の男が杉崎を訪ねて来て・・・?・・・というようなお話です。
主人公は[受]なので、[受]視点で書かれています。
ストーリー的には、それほど濃い内容では無く、甘めの官能小説といった感じの本だと思います。
あまり甘いのは何か白々しく、せつな過ぎるのは感情を弄ばれて疲れる・・・そういったお疲れ様な状態の時に、気持ちよく読める一冊では無いかな?と思います。
軽く読めて気分転換に読むのには丁度良いといった所でしょうか。
ただ、濡れ場はちょっとHOTですかね?
謝花が男っぽくてイイ感じなんですよ。
色気があると言いますか。
もちろん杉崎もです。
杉崎が謝花に剥かれちゃう感じがなんとも・・・(笑)
杉崎は、サラリーマン時代の自分の行いに関して、後悔をしています。
しかし、その行いに関してはアッサリと認め、ものすごく潔いんですよね。
そういう所も、サッパリと読める要因なのかもしれません。
杉崎も謝花も色っぽいし、他の登場人物にも手抜きが無く楽しく読めます。
そんな所も中原一也さんだなーと。
いや、でも、やはり、この本は濡れ場でしょう。濡れ場!
幸せそうなんですよね。とっても。
中原一也さんの書かれる濡れ場は、すっごく好きかも(*^-^)
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- tag:中原一也 こいでみえこ
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乙女。


