午前一時の純真
- 2008.
- 04.
- 30
- (Wed)
- 21:44
水原とほるさんの小説です。イラストは小山田あみさんです。
久々に、水原とほるさんらしい小説だったかな?という感想を持ちました。
お仕置きは少々激しいかも?暴力有りスカトロ有りで、これから読まれる方は、心してどうぞ。
それなのに、こちらのお話、すっごくキレイに纏まった!という感じで、読んだ後は、わりと後味スッキリという感じでした。
どんなお話かと言いますと・・・
深夜の帰り道、突然目の前に飛び込んできた血塗れの男──。内気な大学生の史也(ふみや)は、男を無視できず介抱するが、偶然男が隠し持つ拳銃を見つけてしまう。
「バラしたら殺す」傲然と威圧するその男・鷲谷は、なんと対立組織に襲われた若き極道の組長だった!!
しかも恩を仇で返すように「始末するには惜しい身体だ」と、史也を陵辱して!?
極道の男に刻まれる痛みと快楽──ハード・セクシャルLOVE。
(『午前一時の純真』書籍裏の内容紹介より引用しました)・・・というようなお話です。
![]()
- 午前一時の純真 (キャラ文庫 み 3-2)
- 水原とほる 小山田あみ
- 徳間書店 2008-04-24
- おすすめ平均
感情の流れが追えない…
これだから理系の学生は…(笑)
by G-Tools , 2008/04/30
水原とほるさんの極道モノのお話だという事で、執着陵辱モノかと思ったのですが、イヤな感じの粘着質な執着は、やや薄めだと思いました。
執着の裏側に不器用なLOVEが見え隠れ?
しかし、やはり、暴力が痛々しくて・・・。
暴力が、心身共に与えるダメージというものは、凄まじいものだという事を、シミジミと実感しました。
暴力は、正常な思考力を奪ってしまう・・・
ただただ怖くて怯えてしまって、そこから目が離せなくなってしまい、もう、他の事が見えなくなっちゃうんですよね・・・きっと。
史也が、鷲谷の気持ちに気付くのが遅れたのは、そのせいなんじゃないのかな?と思いました。
史也の卑屈でネガティブな考え方や、鷲谷の不器用さのせいもあるとは思うのですけれども。
鷲谷は、史也をただ服従させたいわけでは無いのにね。
史也は、様々なシーンで、究極の選択というような、「どっちがマシか?」という選択を強いられて行きます。
そして、最後は、悩むまでも無く、喜びに満ちて、運命を受け入れます。
鮮やかです。
選択させられ、徐々に、運命に絡め取られて行ってしまっているんですよね。
なんとも・・・ねえ?
ま、倒錯したお話には違い無いのですが、甘い結末に納得のお話でした。
私・・・こちらのお話を読み終えた時、小川いらさんの『獅子座の男』『太陽を抱く男
』という小説を思い出しました。
物語の本質とか?似ていると思うんですよね。
『獅子座の男』『太陽を抱く男』は、テンポも良く、何かカワイイお話に仕上がっています。
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熱・風・王・子<愛とバクダン3>
- 2008.
- 04.
- 29
- (Tue)
- 19:39
中原一也さんの小説です。イラストは水貴はすのさんです。
『愛とバクダン』シリーズの3作目で、『傷だらけの天使ども』<愛とバクダン2>の続きです。
ううっ・・・蔵書整理を兼ねたこちらのブログ、まだ、『愛とバクダン』の記事を書いていなかったよぉ・・・
仕方が無いので、『愛とバクダン』『傷だらけの天使ども』<愛とバクダン2>は、端折ります(-_-;)
どんなお話かと言いますと・・・
竜崎の助手として、その仕事ぶりを高く評価されるようになった謙二朗は、ある日、崇の誘いで竜崎とオリーヴとともにバイクの走行会を訪れる。
そこで、レーシングチームのスポンサーである青柳の目にとまり、急遽レースに参加することに。
上級者とも互角に渡り合えるほどの謙二朗の腕に惚れこんだ青柳は、本格的にレーサーにならないか、と誘うのだが…。
謙二朗の将来を思い、自ら別れを切り出す竜崎。恋か夢か。謙二朗の出した答えとは――。愛バクシリーズ第3弾!!
書き下ろしは、オリーヴにプロポーズする男が現れ、気が気でない謙二朗。さらにそんな謙二朗に竜崎の欲望が爆発して…。
(『熱・風・王・子』<愛とバクダン3>書籍裏の内容紹介より引用しました)これまでのお話は・・・
- 『愛とバクダン』
- 探偵事務所を開いている元刑事の竜崎は、悪友の深見に頼まれて、彼の弟・謙二朗を雇うハメに。
会ってみると、謙二朗は危うい色香を放つ美青年で、竜崎はどうしようもなくそそられてしまう。
少年院上がりの謙二朗は、複雑な過去が原因で男も女もダメ、しかも親友の弟ときては、竜崎もおいそれと手を出せず、悶々とした日々。
人に懐かない猫のように警戒心の強い謙二朗だったが、事務所に入り浸るゴツいオカマ、オリーヴの優しさに触れ、次第に仕事にも馴染んでいく。
そんな折、彼の前に少年院時代の因縁の男が現れ…。
探偵×助手のエロティック・ハードボイルド!竜崎に隠し子発覚!?の書き下ろしつき。
(『愛とバクダン』書籍裏の内容紹介より引用しました)- 『傷だらけの天使ども』<愛とバクダン2>
- 探偵の竜崎英彦が、親友・深見の弟、謙二朗を雇ってから、早1年。
竜崎のもとで男の生き方を学んだ謙二朗は、公私共に竜崎の相棒として成長した。
そして、過去の傷も癒えつつある彼に、初めてできた友人―バイク好きが縁で知り合った古賀崇との、初々しい友達づきあいを微笑ましく思いつつも嫉妬心を覚えた竜崎は、謙二朗を甘く攻め立ててしまう。
しかし、ささやかな幸せの日々も長くは続かず、崇がらみの事件に巻き込まれてゆき―。
探偵×助手のエロティック・ハードボイルド第2弾!
書き下ろしは、7年後。色香の増した29歳の謙二朗とオヤジパワーのアップした竜崎のもとへ、再び台風がやってくる。
(『傷だらけの天使ども』<愛とバクダン2>書籍裏の内容紹介より引用しました)・・・というようなお話です。
※こちらの作品には『KYOUHAN〜共犯〜
』『真夜中の純情
』<KYOUHAN2>というリンク作品があります。
暫くぶりのこちらのシリーズ、3作目の『熱・風・王・子』<愛とバクダン3>は、謙二朗がずいぶん大人っぽく!?
こんなに立派になって、オバチャンは嬉しいよ(涙)・・・という心境になりました。
謙二朗は、竜崎とオリーヴの親心を、まだまだ理解しきれていない様子でしたが、自分でちゃんと考えてみよう、自分の足で立ってみよう、という、少し大人になった謙二朗にシミジミしちゃいました。
2作目までの謙二朗だったら、きっと、意地になって、その意地だけで竜崎の元から飛び出して行ったと思うんですよね・・・。
竜崎のエロオヤジっぷりは相変わらずで、嬉しいかぎり(笑)
中原一也さんが書かれるオヤジって、どうしてこうイイのかしら〜。
謙二朗は、可愛いかったな。色っぽくなって、しかも、可愛くなったよ!
そして。オリーヴさんにも、新たな幸せが!?
そう言えば、「Barスナック・九州男児」の新作メニュー・・・こういうレイアウトのメニューって、わりとポピュラーなんですかね?
アレとほぼ同様のメニューを食した事があります。遥か昔に。懐かしいなぁ・・・。
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頬にそよ風、髪に木洩れ日<右手にメス、左手に花束6>
- 2008.
- 04.
- 28
- (Mon)
- 18:03
椹野道流さんの小説です。イラストは鳴海ゆきさんです。
『右手にメス、左手に花束』シリーズの6作目で、『その手に夢、この胸に光』<右手にメス、左手に花束5>の続きです。
どんなお話かと言いますと・・・
学位を取得した江南は、助手になることが内定し、ますます忙しい日々を送っていた。
中でも腹膜炎で入院中の少年・松川孝志をめぐっては、事件の被害にあった可能性があるとして警察が捜査に乗り出してくる。
江南を労りつつサポートする篤臣は、法医学者として鑑定を依頼され一つの仮説を提示するが…。
以前より感じていた腹痛が悪化し、職場であり、江南の待つK医大附属病院へとうとう緊急入院することに。
そこで待ち受けていたのは、ドS楢崎の内科診察&元気ハツラツ小田教授の執刀フルコースで――!?
(『頬にそよ風、髪に木洩れ日<右手にメス、左手に花束6>』書籍裏の内容紹介より引用しました)・・・というようなお話です。
※こちらの作品には『茨木さんと京橋君』というリンク作品があります。
楢崎先生が、カップルで登場しています。![]()
- 頬にそよ風、髪に木洩れ日―右手にメス、左手に花束6―(二見シャレード文庫) (二見シャレード文庫 ふ 3-12)
- 椹野道流 鳴海ゆき
- 二見書房 2008-04-25
- おすすめ平均
理想の…
by G-Tools , 2008/04/28
忙しく、すれ違いの生活を送っている二人なのですが、ますます、らぶらぶ!?
こちらの『頬にそよ風、髪に木洩れ日<右手にメス、左手に花束6>』では、勤務先の病院で、オシドリ夫婦ぶりを発揮していました。
それに楢崎先生も加わって、問題解決へと導いていました。
一人よりも二人、三人寄れば文殊の知恵?ちょっと違うかもしれませんが、そんなストーリーかな?と思いました。
お弁当に手紙を添える篤臣にジンワリ、鼻歌を歌いつつ鍋をかきまわす篤臣が微笑ましくて。
「嫁」と呼ばれる事に抵抗がある篤臣なのですが、やはり「嫁」ですね(笑)
江南は、だんだん丸くなって行っていますね。
やはり、一人より二人、という事なのでしょうか?
つまらない意地もソコソコにして、篤臣の気遣いを受け入れて感謝して、お互いに尊重しあって生きて行こうという姿勢が感じられて、ますます羨ましいカップルになっていました。
ところで。小田教授。
今まで抱いていたイメージと違ったわ〜。
ファンになっちゃいそう(笑)
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傷だらけの愛羅武勇
- この本の著作者 :
- 彩景でりこ
- 2008.
- 04.
- 25
- (Fri)
- 23:29
彩景でりこさんのコミックです。
東京漫画社の、カタログシリーズなどで活躍されている方です。
本屋で見かけて、どうしようか迷って買わなかったんですけれども、ばーどさんのレヴュを拝見して、これは!買うしか!と思い、購入となりました。
笑った!最高!
<収録作品>
- 「すべて恋のうち」
- 高校生(後輩)×高校生(先輩)CP。
2年生の斎藤は、学校の屋上で、美人の南野先輩を見て、一目惚れ。
南野先輩は、いつも見かける度に怪我をしていて、痛々しくて。いったいなぜ・・・?- 「教習所男」
- 会社員×自動車教習所教官CP。
自動車教習所に通う石本は、カバンにぶら下げていた、アニメキャラクターのキーホルダーがきっかけで、教官の金谷の家に誘われる。
酒を飲み、アニメの話で盛り上がり・・・?- 「妄想兄弟純情系」
- アメリカに留学して2年。帰国してみると、兄と離れるのは嫌だと泣いていた可愛い弟は、すっかりゴツい男になっていて・・・?
- 「傷だらけの愛羅武勇」(全部で3編あります)
- 高校生(後輩)×高校生(先輩)CP。
喧嘩しか能が無い神田は、学校で番を張っている上坂先輩から、呼び出しを受けては、タイマンで喧嘩の相手をしている。
神田は、いつも上坂を叩きのめしているのだが、実は、神田は上坂の事が好きで、呼び出しを楽しみにしていて・・・?- 「恋のうずまき」
- 『傷だらけの愛羅武勇』の神田の兄(ルビーちゃん)は、弟を養う為におかまバーで働いているのだが、可愛がっていた弟を上坂にとられて元気が無い。
見かねた同僚のダイヤちゃんが、私と恋をすればいいわ!と言って、ルビーちゃんを誘うのですが・・・?
少し前に、「青年誌BL道」と謳ったコミックを、ブログで取り上げましたが、表題作の『傷だらけの愛羅武勇』は、これこそ、青年誌に掲載しても大丈夫なんじゃあ?と思いました。
私は、別冊MARBLEとオヤジカタログに掲載されていた作品(最初の2編)しか、読んではいなかったのですが、その2編が、一応、BLっぽいかもしれないです(笑)
ギャグ漫画ですね。しかも、少年漫画のギャグ漫画のノリで。
胸キュン!は、殆ど無いかもしれません。
あるのは、妄想とギャグですかね?
そして、あろう事か、ヒゲがあるのはみんな[受]ですから!
ここで、ぶらぼ〜♪と思えない方には向かないかもしれません。
大変危険なコミックです。
私が特に好きなのは、「すべて恋のうち」と表題作の「傷だらけの愛羅武勇」と「恋のうずまき」かな。
こちらのコミックって・・・ギャグだからオチもあるのよね。
ネタバレになると面白く無いので、書けないわ(涙)
「すべて恋のうち」のヒゲの[受]が可愛かったです。
勘違いの妄想で突っ走ります(笑)
「傷だらけの愛羅武勇」は、とっても天邪鬼な[攻]が、可哀相なのに笑える。
[攻]は、ツンデレですね。[受]はMかもしれません(笑)
「恋のうずまき」は、ちょっといい話だったかも?
ここには、胸キュン!が少々。
ヒゲの[受]が可愛い!と思える方、下ネタギャグもOK!という方は、どうぞ。
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Charade新人小説賞投票の出版作品が
- 2008.
- 04.
- 24
- (Thu)
- 23:38
毎週楽しみにしていた、ただ読み.NETで開催されていた、BL小説無料投票(Charade新人小説賞投票)の、出版作品が決まりましたね。
他の掲載作品も、完結していました。
・・・って事は・・・『いつでも君の傍にいる』は、有料ダウンロードコンテンツか、本が発売になってからでは無いと、結末が読めないという事ですかね?
ていうか、前回ので完結なの?
前々回、智が富樫先生を家に誘うネタに、例のカップヤキソバのお湯でシンクをバン!を使ったのには笑った。ヤラレタ!
『いつでも君の傍にいる』は、智と富樫先生のキャラクターの違いを大いに出す事によって、話にメリハリが出て面白かったですね。
富樫先生のオヤジ具合もナイス♪
ただ・・・こちらは好みの問題かと思われますが、智の喘ぎ声が・・・崎谷はるひさん系(?)で、私はちょっと萎えました(-_-;)。残念。
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3シェイク
- 2008.
- 04.
- 23
- (Wed)
- 22:31
秀香穂里さんの小説です。イラストは奈良千春さんです。
売れているらしいので、どんなものかと思い、買ってみました。エロスを求めて(笑)
が、しかし・・・私は、楽しめませんでした。
敗因は何?
最近、疲弊しているからかしら?
どんなお話かと言いますと・・・
「俺かあいつか、どっちかにしときゃよかったって、たっぷりと後悔させてやるよ・・・」
ロスタ・プロダクションの敏腕マネージャー、岡崎遼一は事務所の新人、幸村京を売り出すため、人気監督の佐野のもとを訪れる。
しかし、幸村を起用する代わりに佐野が出してきた条件は、岡崎の「奉仕」という、とんでもないものだった。
動揺する岡崎とは反対に幸村は激怒し、映画には出ないと言い出した。
幸村もまた、岡崎を自分のものにしたいと思っていたのだ。美貌の俳優と、高慢な監督の巧みな罠に絡め取られ、岡崎は─…。
(『3シェイク』書籍裏の内容紹介より引用しました)・・・というようなお話です。
![]()
- 3シェイク (ラヴァーズ文庫 53)
- 秀香穂里 奈良千春
- 竹書房 2008-03-25
- おすすめ平均
好きにしてください・・・
まぜまぜ・・・
あっさり読める複数プレイ
行き着く先はどこ?
ラブとポルノ、ぎりぎり
by G-Tools , 2008/04/23
なんだろうなぁ・・・薄っぺらいと言いますか・・・
たぶんアレだ。登場人物3人の境遇だとか背景を書いただけで、イッパイイッパイという感じで?ストーリーというものもね・・・
幸村[攻]が岡崎[受]に惚れたという理由も、いまひとつピンと来なかったけれど、ま、それが恋ってやつかい?と思えば読めますしね。
しかし、佐野[攻]が岡崎[受]を・・・という理由は理解できるけれども、岡崎って、そんなにへし折ってやりたい奴にはどうにも思えなかったです。
佐野の映画監督としての素晴らしさもねぇ・・・それって世にも奇妙な物語ですか!?みたいな?
それぞれの人物の、「深み」が書かれていないので、納得出来ない事が多すぎました。
伝わってくるのは[攻]の[受]に対する熱だけですね。
たぶん・・・この、「熱」だけで、入り込める人は入り込めるんだろうなぁ・・・
秀香穂里さんの小説は、数えるくらいしか読んだ事は無いのですが、濡れ場の描写の言葉のセンスが好みだったり。
それなのに、残念だわぁ。
岡崎が、二人だけではモノ足りないという感情も、最後まで読んでも理解できませんでした。うぐぐ。
そのせいなのか、3Pの良さ(?)を堪能できなくて。
やっぱ、疲れているのかも・・・
何かふんわりしたモノでも読んで癒されようかな。
あ、奈良千春さんのイラストは、素晴らしかったです!
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- ジャンル:小説・文学
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こんな恋も悪くない
- この本の著作者 :
- 吉野ルカ
- 2008.
- 04.
- 22
- (Tue)
- 13:41
吉野ルカさんのコミックです。短編集ですね。
最近は、ウェブコミック(ダウンロードコンテンツ)でも活躍されているそうで、こちらの収録作品の半分は、そちらのウェブコミック発表の作品という事らしいです。
地味ィ〜に、好きな吉野ルカさんなのですが。
なのになのに、いざ、記事にしようとすると、なぜか、上手く纏められないのですよね。
なぜかしら〜?
<収録作品>
- 「たとえばセックスするだけで」「こんな恋も悪くない」
- フリーデザイナーの順一とサラリーマンの晴海は、いっしょに暮らす恋人同士。
しかし、日常の日々を重ねるなかで、ささいな事でケンカをしてしまう。
そのたびに身体でゴマカしていた(?)けど、もうガマンできない!
別れを決意したふたりだが!?
(『こんな恋も悪くない』書籍裏の内容紹介より引用しました)- 「君は知らない」
- 後輩×先輩。会社の先輩後輩CP。
- 「ためらい」
- 後輩×先輩。会社の先輩後輩CP。
- 「大切な人だから」
- 先輩×後輩(たぶん)。会社の先輩後輩CP。
- 「守ってあげる」
- 警官×大学生のCP。
- 「花はまだつぼみの季節」
- 高校生×大学生のCP。
- 「なれそめ」
- 表題作『こんな恋も悪くない』CPの馴れ初め。
どこにでも転がっていそうな日常を、そっくり切り取ったようなストーリー。
特別、何?というわけでも無い、他愛の無い出来事。
そのせいなのか、毎回、一冊読み終えた時、その時によって「キュン!」とクるお話が違うのですよね。吉野ルカさんのコミックは。
だから、いざ、感想を書こうとすると、戸惑うのかもしれません。
表題作「こんな恋も悪くない」一連のお話は、同棲カップルの些細な喧嘩から始まるお話。
喧嘩しても身体で誤魔化されてしまって忘れてしまうような事でも、ある時ふと思い出してバクハツしてみたり反省したりして、そんな日々の積み重ねで関係が深まって行くのね・・・というお話なのかな?
一緒に住んでいると、イヤな所が目につくようになったり、付き合いが長くなると、つい、エゴの押し付け合いをしてしまったりって、あるよなーとシミジミ反省。
こちらのカップルの馴れ初めは、なんか良いですよね?
ツンデレは美味しい・・・というような、似たような意味合いで美味しい馴れ初めかと。
しかし、ここでシラけずに、「美味しい」と思えてしまった所で、もう落ちちゃっているんですよねぇ。
ハート泥棒Tシャツ、イカす(笑)
「君は知らない」は、課長の上着を抱きしめている所を、後輩[攻]に見られてしまった為に、口止めとして身体を要求されてしまう先輩[受]のお話です。
しかし、こちらのお話には、カラクリが。
こちらの話は、切なかったです。
や、ちょっとズルいのかな?お互いにね。
先輩くんも、自分の心変わりを認めて意思表示をする、という作業は辛そう。
「ためらい」は、好きな先輩[受]と出張先でいいムードになれるのかな?と思っていたのに、なぜかいいところで拒まれてしまい、先輩には、深いワケがあって・・・というようなお話です。
これは・・・巷でよく聞く「せっかくいい雰囲気だったのに、彼氏との初えっちを拒んだら、嫌われるかも〜」などと言っている女の子の話を思い出しました。
後輩くん[攻]は、「無理やりやってしまえばよかった」って言っていましたけれど、無理やりやらなかった所に好感が。
「大切な人だから」は、元カレにしつこくしてフラれてしまった事が傷になっていて、夢にまで見てしまうあまり、新しい恋人(先輩[攻])とは少し距離をおいて付き合おうとするのだけれど、それがモトで、かえって、恋人を不安にさせてしまう・・・というお話です。
しかし、そのおかげで、自分が取るべき態度を悟るのですよね。
こちらのお話に出てくる、例の恋が続くおまじない(笑)?微笑ましく思ったり。
付き合ったばかりだと、いろいろ考えてしまうのかも。
「守ってあげる」は、ストーカーに困っている大学生くん[受]が気になってしまう警官[攻]のお話です。
いやいや〜、大学生くん[受]が、可愛かったです。健気です。
「花はまだつぼみの季節」は、家庭教師として出向いた先の高校生[攻]は、ちょっと軽そうなゲイの男の子で、興味があるなら俺と試してみる?と誘ってきて・・・「愛がなくちゃ駄目でしょ!」とキッパリ断ったけれど、だんだん惹かれて行き・・・ある日、また、親が居ないからどうか?と誘われてしまうのでしたが・・・?というようなお話です。
高校生くんが、最初に、軽そうな事を言っちゃったばっかりに、お互いに傷ついちゃうんですよね(涙)
しかし、高校生くんが頑張り、ハッピーエンドです。
◆◇◆◇◆
私は、吉野ルカさんのコミックのどこが好きなのかなぁ〜?
濡れ場?
[受]の表情は、やっぱ決め手になるかと思うのですが、[攻]の表情も良いんですよね。
お互いに信頼しあっているという感じが雰囲気に出ていて良いです。
あたたかくてしっとりとしているんですよね。
そして、[受]の身体もしっかり男っていう体つきなのも、好きなのかも。
しかしですね、今回の『こんな恋も悪くない』は、涙が多すぎやしませんかね?
この方の描く仔猫ちゃん達は、少々女の子っぽいのですが、今回は皆さんかなり泣いていますね・・・。
いやいや〜、泣くな!とは言いませんが。
可愛いんですけれどもね。
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- tag:吉野ルカ
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スローリズム
- 2008.
- 04.
- 21
- (Mon)
- 16:25
杉原理生さんの小説です。イラストは木下けい子さんです。
発売直後、悩みに悩んで見送ったものの、やっぱり買おう!と思った時には、近所の本屋から消えていました(涙)
先週、乙女のお店にて発見!早速購入して来ました。
思っていたよりも、良かったです。
木下けい子さんのイラストがピッタリ!
どんなお話かと言いますと・・・
水森に毎週2回必ず電話をかけてくる矢萩は、高校のときからの付き合いで一番身近に感じられる友人。
だが、高校生の頃、ゲイである事実を告白した矢萩はすました顔をして「安心しろよ、おまえだけは絶対に好きにならないから」といい放った。
あれから12年。その言葉どおり水森と矢萩はずっと友達でいるが……。
(『スローリズム』書籍裏の内容紹介より引用しました)・・・というようなお話です。
![]()
- スローリズム (幻冬舎ルチル文庫 す 2-3)
- 杉原理生
- 幻冬舎 2008-03-17
- おすすめ平均
薄氷を踏むような危うさ・・・。「親友」と「恋人」の間。
題名通りです
by G-Tools , 2008/04/21
「おまえだけは絶対に好きにならないから」
「友達だったら、いいと思ったんだ」
水森[受]の側にずっと居たいから。
内に秘めた思いを押さえ込み、必死にガードして。
ストレートの水森に対しては、必要以上に臆病になって。
水森は、矢萩[攻]との関係が心地よくて。その関係を壊したくなくて。
だから、その関係について深く考える事を避け、矢萩が時折溢す思いにも、見て見ぬふりをして。
「おまえだけは絶対に好きにならないから」という言葉を免罪符にして。
矢萩の気持ちを考えると、身悶えするくらい切なかったです。
また、こちらのお話、大学卒業して5年、という設定も、私のツボにはまってしまいました。
「5年もいったい何をやっていたんだか」
やっぱり、みんな何かしら思う時期なのかなぁ。
その頃の事を思い出す度に、甘酸っぱい気持ちになってしまうのよ(笑)
矢萩は、繊細で臆病でいつまでも足踏みをしているような感じで。
わりとネガティブですよねー。
水森は、単純で鈍感なんですけれど、それをきちんと省みて。
自分の気持ちと向き合い、後ろ向きな矢萩が、正面を向いてくれるように働きかけて、ゆっくりゆっくり、二人の距離を縮める努力をするんですよね。
最後には、二人の思いがきちんと重なって、良かったね!とあたたかい気持ちになりました。
でも、12年って長いですよねぇ・・・
二人の関係を大切に大切にしてきたんでしょうね。
週に2回の電話というのも健気で泣ける。
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- tag:杉原理生 木下けい子
- ジャンル:小説・文学
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ergo Vol.4〜木原音瀬セレクション〜
- 2008.
- 04.
- 18
- (Fri)
- 11:02
一冊まるごと木原音瀬さん原作のコミック雑誌のVol.4です。
毎号、草間さかえさんの表紙も楽しみなんです。
堂野と喜多川が幸せそうで良いですよね!
今回の、ショートストーリー付きポストカードは、『The end of youth(あいの、うた)』でした。
ショートストーリーは、穏やかで春らしいお話です。
<内容紹介>
『リベット』天野瑰
『さようなら、と君は手を振った』深井結己
『The end of youth(あいの、うた)』宮本佳野
『ROSE GARDEN』禾田みちる
『恋について』大竹とも
『12hours』木原音瀬 イラスト:松尾マアタ
『はしやすめ寸劇』草間さかえ![]()
- ergo Vol.4 ~木原音瀬セレクション~ (プラザMOOK Holly COMIX) (プラザMOOK Holly COMIX)
- 木原音瀬
- 蒼竜社 2008-04-12
- おすすめ平均
小木先生かっこいい!
by G-Tools , 2008/04/18
こちらの雑誌も4冊目。
そろそろ終りが見えてきました。
どのお話も、切ない場面に(涙)
そんな中、木原音瀬さんの連載の小説『12hours』は、やってくれました(笑)
前にもチラリと出てきた、エタイの知れないデキる皮膚科医の小木先生が!
やはり、エタイの知れない男でした。
強姦ていうか・・・強チン?(^^;)
イカンですよ。レイプは。
それなのに・・・ああ!笑ってしまいました。ごめんなさい。許してください。
「嫌だぁ・・・おかぁさん、助けて・・・」って(笑)
憐れ・・・高瀬先生。
ほんと、木原音瀬さんは、駄目な男には容赦の無いお仕置きをしますね。
いやいや〜、小木先生、良いわ〜。
高瀬先生が、気に入っちゃったんですかね?
小木先生のお話、もっと読みたい〜。
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DEADLOCK(1)〜(3)
- 2008.
- 04.
- 17
- (Thu)
- 12:02
英田サキさんの小説です。イラストは高階佑さんです。
一週間くらい前?近所の本屋で、3冊全て揃っている所に遭遇したので、購入してみました。
一冊一冊ゆっくり読もう!と思っていたのですが、ががーっと一気に読んでしまいました(^^;)
読み終わった後、『ショーシャンクの空に』という刑務所を舞台にした映画を思い出しました。
共通点は、刑務所、冤罪、青い空と海、だけなんですけれどもね。
刑務所モノで、FBIだとかCIAだ・・・というあらすじから、ハードボイルドな感じなのかな?と思って読んだのですが、意外や意外・・・読み終えた後は、優しく慈愛に満ちたお話だったなぁ・・・という印象が残りました。
どんなお話かと言いますと・・・
- DEADLOCK
- 同僚殺しの冤罪で、刑務所に収監された麻薬捜査官のユウト。
監獄から出る手段はただひとつ、潜伏中のテロリストの正体を暴くこと―!!
密命を帯びたユウトだが、端整な容貌と長身の持ち主でギャングも一目置く同房のディックは、クールな態度を崩さない。
しかも「おまえは自分の容姿を自覚しろ」と突然キスされて…!?
(『DEADLOCK』書籍裏の内容紹介より引用しました)- DEADHEAT(DEADLOCK2)
- 宿敵コルブスを追えば、いつかディックに会える──。
密かな希望を胸にFBI捜査官に転身したユウト。
彼を縛るのは、愛を交しながら決別を選んだCIAのエージェント・ディックへの執着だけだった。
そんなある日、ユウトはついにコルブスに繋がる企業との接触に成功!!
ところがそこで変装し別人になり済ましたディックと再会し!? (『DEADHEAT(DEADLOCK2)』書籍裏の内容紹介より引用しました)- DEADSHOT(DEADLOCK3)
- ディックを復讐の連鎖から解放したい――。
宿敵コルブスの逮捕を誓い、捜査を続けるFBI捜査官のユウト。
次のテロ現場はどこか、背後に潜むアメリカ政府の巨大な影とは……?
ついに決定的証拠を掴んだユウトは、コルブスと対峙する!!
ところがそこに現れたディックがコルブスの銃弾に倒れ……!?
(『DEADSHOT(DEADLOCK3)』書籍裏の内容紹介より引用しました)・・・というようなお話です。
ハードボイルドなお話かなと、思っていたんですけれども、違いましたね。
いやいや・・・違っていたけれど、がっかりはしませんでしたよ。
女の人が、刑務所を舞台にライバル同士のラブストーリーを書くと、ああ・・・こうなるんだ・・・と、何かストンと腑に落ちたようなスッキリとした感じです。
もし、これが、男の人が書いた小説だったら・・・結末はもっと違っていたように思います。
例えば・・・二人で力を合わせた上で、どちらかに花を持たせてエンド。とかね。
この物語の根底にあるのは、ユウトの、人が人を殺めるという事を善しとしない強い倫理観だと思いました。
それは、刑務所の中という厳しい環境に於いても。そして、それは最後まで貫かれています。
そして、その強い倫理観が、「愛する人に、人を殺させたくない」という、新たな思いを生み出します。
そう。それ!
ディックにとっては、個人的な恨みが絡んでいるので、もっと複雑な事にはなってはいるのですが、コルブスを殺るというのは、一応、任務なんですよね。
任務ですよ?仕事ですから!
それなのに、「愛する人に、人を殺させたくない」と願う気持ちは、ユウトのわがままですよね?
それは、任務を遂げた時の事を考えた上での、ユウトのディックに対する思い遣りでもあるんですけれどもね。
ですから、女のわがまま的なお話と言いますか・・・口には出来ない、ささやかで傲慢な願い、とでも言いましょうか・・・。
それは、出兵しても、誰も殺さず、そして生きて帰って来て欲しいという、戦争で出兵する夫を見送る妻の願いのような感じ?
そして・・・
家族に恵まれ、たくさんのものを貰って育ったユウトは、人を信頼する力や、人に分け与えるものを持ち合わせていたんですね。
そのおかげで、結果、ディックもコルブスも救われたのでは?と思えました。
ですから、私は、この結末でとても満足できました。
特に、コルブスの最期には。
だからかなぁ・・・こちらの小説は、優しくて慈愛に満ちたお話だったなぁ・・・という印象が残ったんです。
ガッツリ、男!という話では無かったですけれど、良いお話だと思いました。
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胸に手をあててみろ!
- 2008.
- 04.
- 16
- (Wed)
- 12:38
たけうちりうとさんの小説です。イラストは山田ユギさんです。
数年前に、古本屋さんで佇んでいるところを、引き取って来ました。
先日、笑える本・・・と思って、納戸をゴソゴソしている時に、そう言えば、これも笑える本だった・・・と、思い、読み返してみました。
内容が軽めの小説なので、通常であれば、楽しく読んで、ハイ!さようなら〜、という感じなのですが、この楽しさが、忘れられなくて、手元に残してあるんですよね。
どんなお話かと言いますと・・・
サラ金業の河之辺朴は自堕落な色気が魅力だが、人生の要領がめっぽう悪い。
ハンサムで年下のエリート銀行員の置前知義とは、彼の股ぐらに顔を押し付けてしまうという衝撃の出会い!
もう恋愛はしないと思っている朴に天然無自覚無感動な置前は、初めての恋心を募らせていき…。
そんな中、取り立ての旅に二人で出る羽目になり!?
つれなくしながらもひたむきな置前を憎からず思う朴は、次々に巻き起こる事件と恋の行方に翻弄される!!「もう、なんなのさ……。」
(『胸に手をあててみろ!』書籍裏の内容紹介より引用しました)・・・というようなお話です。
とても饒舌で、軽妙なリズム感のある文章で綴られた小説です。
この、饒舌さが、タマラナイのですが、好みが分かれるかもしれませんね。
そして、気の利いた言い回しが、これでもか?これでもか?と。
もー、ほんと、上手いんですよー。
日々を右から左へ遣りすごすように、毎日を送っていた河之辺[受]が、転がるように恋に落ちて行く様が可笑しくて、楽しく読めました。
恋だと気がついた時には、時、既に遅く(笑)
そして、どんどん流されて、行く着く所まで行った時の、河之辺の潔さがまた爽快でした。
いっぽう、置前[攻]は、「何か変」と思いながらも、それが恋だとはなかなか気付けず。
置前は、冷静で賢く生真面目な男なのですが、その生真面目さが時には滑稽で。
ダラダラとした河之辺と、冷静で生真面目な置前との、コントラストが鮮やかに表現されていて、トンチンカンな二人の会話が楽しかったです。
ところで。
こちらの小説、山田ユギさんのイラストが、おそろしくマッチしていました。
チョイ悪オヤジを演じている、河之辺のアンニュイな(笑)色気が!
すっきりとしたオトコマエな置前も格好良かったです。
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恋式階級
- この本の著作者 :
- 神崎貴至
- 2008.
- 04.
- 15
- (Tue)
- 11:07
神崎貴至さんのコミックです。
見送ろうかな?と思っていたのですが、我慢できずに購入。
自○隊モノですが・・・これって、耽美ですかね?明るい話では無いです。
どんなお話かと言いますと・・・
新しく配属になった年下の上官・赤坂に好感を持ち、熱心にサポートする大濠だったが、赤坂の不用意な一言にプライドを傷つけられ、力ずくで赤坂を犯してしまう。
クビを覚悟する大濠に処分はなし。なぜ赤坂は口をつぐんだままなのか。
さらに、その後も理不尽な理由をつけては赤坂を犯す大濠に黙って従うのか。
同情?それとも……。
(『恋式階級』書籍裏の内容紹介より引用しました)・・・というようなお話です。
うっすらぼんやりと、内容は知っていたのですが、ぐわ〜ん・・・すっかり呑まれて、涙、涙、でした。
どうなのかな?冷静になってみると、昼メロめいた話かもしれませんね。
だけど・・・、このお話、冷静に読めないかもしれない。
始まりはレイプなのにィ。
ま、オバチャン向きな話なのは確か。
若い人や、[受]とシンクロさせて読むタイプの人には、大濠[攻]は許せない男かもしれません。
あらすじに書いてあるとおり、「赤坂の不用意な一言にプライドを傷つけられ」とあるのですが・・・
こちらもちょっと解せない。大濠は、子供っぽいな、と思った。
そして、赤坂[受]は、大濠にとって少々都合が良すぎる男かもしれないですね。
しかし、そこは、ファンタジーですから(笑)
それにしても・・・
神崎貴至さんが描かれる、年上の[受]は、イイ!好きだ〜。
ところで、こちらの本には、1本だけ本編とは関係の無いお話が、収録されています。
こちらは、大学生×会社員のお話で、ちょっと可愛くて微笑ましいお話でした。
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『右手にメス、左手に花束』〜『その手に夢、この胸に光』<右手にメス、左手に花束5>
- 2008.
- 04.
- 12
- (Sat)
- 22:33
椹野道流さんの小説です。
どうやら、こちらのシリーズの続編が、今月、発売されるらしいですよ?
今のところ、『右手にメス、左手に花束』シリーズは、全部で5巻まで発売されています。
こちらは、だいぶん前に読んだ本で、しかも、出版されているぶんは全部読んじゃってます。
ですから、まとめて書きますね。
どんなお話かと言いますと・・・
法医学教室助手の永福篤臣と、消化器外科で外科医の江南耕介──そんな二人の出会いは、9年前に遡る。
K医科大学の入学式で、たまたま出席番号が隣り合わせだった二人は、その後の実験や実習でもいつでも一緒で、なんとなく気も合って・・・。
誰もが認めるイイ男で頼りがいのある江南に、篤臣は何かとじゃれつくのだったが、江南の心に秘めた思いにはまるで気づかず・・・それが、とんでもない事態を引き起こすことに・・・。
(『右手にメス、左手に花束』書籍裏の内容紹介より引用しました)
- 『右手にメス、左手に花束』(イラスト:加地佳鹿)
- 篤臣と江南の出会いから付き合うまでに至った道程が、回想として詳しく書かれています。
- 『君の体温、僕の心音』<右手にメス、左手に花束2>(イラスト:加地佳鹿)
- 現在に戻って、出会って十年目の二人のお話で、江南に浮気疑惑が!?
- 『耳にメロディー、唇にキス』<右手にメス、左手に花束3>(イラスト:唯月一)
- シアトルに留学した二人は、現地で結婚式を挙げます。
そして、らぶらぶな二人のもとへ、篤臣の父の突然の訃報が届き、二人は篤臣の実家へ帰りますが、江南はなんと篤臣の母に二人の関係をカミングアウト!?- 『夜空に月、我等にツキ』<右手にメス、左手に花束4>(イラスト:唯月一)
- シアトルに住んで1年、篤臣は、勘当されたままの江南と家族を気遣い、二人で江南の実家に帰省するのでしたが?
- 『その手に夢、この胸に光』<右手にメス、左手に花束5>(イラスト:唯月一)
- 帰国してそれぞれの元職場に復帰した江南と篤臣を待ち受けていたのは、消化器外科での教授選という、白い巨塔めいた派閥争いでした。
しかし、その教授選は、出来レースだという噂が。劣勢につく江南は・・・?・・・というようなお話です。
※こちらの作品には『茨木さんと京橋君』というリンク作品があります。
(『その手に夢、この胸に光』<右手にメス、左手に花束5>に登場している楢崎先生が、カップルで登場しています。)
オバチャンの私には、甘酸っぱいお話・・・という印象があります。
三十路近い男同士の話なのにね。
とても「らぶらぶ」な、二人なのですが、その「らぶらぶ」は、ご多分に漏れず、二人の努力の甲斐あっての賜物──というのが、こちらのシリーズのお話です。
そして、その二人の紆余曲折が、とても丁寧に書かれています。
江南は、一浪しているので、篤臣より一歳年上なんですよね。
そして、クールな感じなのに、大胆でユニークで頼りがいのある男で。
真面目で努力家の篤臣は、そんな江南に、憧れのような気持ちを抱いていたように思いました。
が、しかし!
この二人の関係を最初に壊したのは、江南で、篤臣をレイプ。
しかも、けっこう酷いんですよ(涙)
許せん!!
しかし、そんな酷い仕打ちを受けながら、篤臣は、自分の非を省みるんですよね。
レイプは絶対に許されるものでは無いけれど、そうか・・・非か・・・と、私も一緒に考え込んでしまいました。
男女の間だったら、異性というだけで、普通は気をつけますよね?
でも、もし、同性同士でしかも相手の恋愛感情に気が付かなかったとすれば・・・そして、他人なのにやたらと「甘え」の気持ちがあったとすれば・・・と、思うと、やっぱりそれだと「非」になるのかなと。
そう考えると、人の感情に鈍感だったり無関心だったりするのは、それも罪悪なんだなぁと思いました。
レイプされて、傷ついて、許せなくて、でも、江南との関係を終わらせたくない、失いたくない・・・と思った篤臣は、友達という関係が駄目だというならば、ならば、江南の恋愛感情を受け止めてみようと。
それが、こちらのカップル誕生の経緯です。
やがて、二人は、シアトルの教会で結婚式を挙げ、夫婦となり所帯を持つ、という事になるのですが。
江南は、自分は「夫」であるというプライドを持っているんですね。
いやいや〜、男同士で夫婦でもないだろう!普通にただのステディなカップルでいいじゃん!と思うのですが。
そんな事に拘る江南は、意外にも小心者で繊細でロマンチストなのかも?と思いました。
その点、篤臣は、何が大事なのか?という、芯のところが判っていて、しっかり者のような気がします。
ですから、実際の所は、世間で言う所のカカア天下のように思います。
本当にね、らぶらぶなんですよ〜。
特に、3巻と4巻の『耳にメロディー、唇にキス』と『夜空に月、我等にツキ』は、二人のシアトルでの様子が、いかにも、新婚さん ♥ という感じで。
いくら好き同士でも、一緒に暮らすとなると、いろいろあって、しかも、二人とも生活に追われていると、時間も気持ちにも余裕が無くなるから、シアトルでのゆったりとした時間を、早い時期に持てた二人は幸せなんじゃないかな?と思いました。
こちらは、篤臣の決心があったおかげで、実現したのですけれどもね。
そうやって培った二人の絆を実感できるのは、5巻の『その手に夢、この胸に光』です。
江南といつも共に在りたいと思う、篤臣の意志が強く感じられました。
最近発売された、『茨木さんと京橋君 1』に登場している楢崎先生は、5巻の『その手に夢、この胸に光』に登場しています。
今回、こちらの記事を書く為に、5冊全部通して読み返してみて思った事は・・・
長く関係を続けたければ、お互いに、信頼して歩み寄って努力して・・・っていう繰り返し?そういう事が、ものすご〜く大切で、そういう事って判っているけど忘れがちで、忘れちゃいけないなと。
そんな事をシミジミと考えてしまいました。


感情の流れが追えない…
これだから理系の学生は…(笑)









好きにしてください・・・











