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それは罪なアナタのせい

  1. この本の著作者 :
  2.  萩野シロ
  3.  夏目イサク
  1. 2008.
  2. 05.
  3. 17
  4. (Sat)
  5. 23:47

萩野シロさんの小説です。イラストは夏目イサクさんです。
何やらコメディのかほりが漂っていたので、購入してみました。

・・・ってさ、買って読んだのGWくらいかな?
GWに読んだ本、未だに、記事にしきれていないんですけど(-_-;)
それは自分のPCがリビングにあるせいなんだなー。
「何、書いてるの?」って簡単に覗かれちゃうのよ。
困るよねぇ・・・。

どんなお話かと言いますと・・・

ナルシストでちょっとおバカな高校生・斉賀。
自分よりも恰好イイ下級生・夏木の存在を知り偵察に向かうが、その顔を見る前に階段から転げ落ちてしまう。
助けてくれたのは、王子様のように綺麗でキラキラきらめく笑顔の持ち主……こ、これが夏木!?
優しく指が触れる感触さえイイと感じて、動悸息切れ目眩に襲われ、眩い笑顔に見惚れてしまうばかりか、愛しいなんて思ってしまった。
これってまさか……恋!? 書き下ろしつき♥
(『それは罪なアナタのせい』書籍裏の内容紹介より引用しました)

・・・というようなお話です。

「俺って格好いい!」と、堅く信じて疑わなかったナルシストの斉賀が、恋に落ちたとたん、白旗揚げて完敗モードに入り、斉賀の興味はひたすら夏木へと向かい・・・夏木の挙動に一喜一憂し、振り回される振り回される。
斉賀の世界は、夏木王子様中心に回っています。
それが、恋なんだね・・・うんうん。

それだけに、斉賀の一喜一憂ぶりが凄まじくて。
些細な事で、自分の世界の中でアレコレ思い悩んで、舞い上がったり沈んだりと激しい。

王子様のように綺麗でキラキラきらめく笑顔の持ち主の夏木は、王子様ゆえに、数多のスキスキビームをかわし、皆の者と公平なお付き合いを心がけているようなのですが・・・天然のタラシ!?人の流す涙に弱くて・・・

でも、その行為が、幼い頃の母親との思い出からっていう所が、なんとも、切なかったです。
いくら母親でも、高校生の息子には、そんな事、しませんから!

そして、夏木は、モテモテで、来る者を拒んだり受け入れたりするだけで精一杯で過ごして来た為に、自分から人にアクションを起こす、という事を知りません。
相手の気持ちを考えて、自分から何かしてあげる・・・というような?
たぶん、アレだ、自分が考える前に相手から要求されて来たんだね?

だから、相手から何も言われなかったら、それで善しとして、何も考えずに来ちゃったんでしょう。
でもさー、こういう人っていますよね・・・いや・・・いるんだよ。私の身近にも。
こういう人が相手だと、ひじょうに厄介ですね。

そんな夏木に、斉賀は、延々と悩み続けるんです。
この辺りから、もう、切ないです。

そして、斉賀はいよいよキレます。
当たって砕けろ!のまさに体当たり。[受]なのに。
涙ぐましい・・・

なんと言うか・・・意思の疎通が出来ない人っていうのは、いますよね?
どういうふうに言ったら、解ってもらえるのか、悩むっていう・・・。
しかも、夏木くんは、解らないなりに、解ろうとしてくれるんですね。

だから、読んでいて非常にもどかしくて辛かったです。
この辺りで、私は、うっかり現実に引き戻されちゃって(^^;)鬱々としてしまいましたよ。

おかしな二人で、おかしな恋愛模様。
なのに、やたら現実味のある悩みに、切なさ倍増?
笑っていいやら切ないやら・・・ちょっと不思議な読後感。

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