蛇淫の血
- 2007.
- 11.
- 02
- (Fri)
- 11:25
小説です。イラストは奈良千春さんです。
先日、コメントを頂戴した藍乃さんが、こちらの『蛇淫の血』をすすめてくださったので、読んでみました。
ええ。面白かったです。濡れ場も多目でヨカッタです(*^-^)
どうもありがとうございました。
どんなお話かと言うと・・・
二十歳の美大生の凪斗は、岐柳組組長と母の間に産まれた子供です。
しかし、母の意向で、母子は組や組長との関係を一切絶ち、ひっそりと暮らしていました。
やがて、母が亡くなり、祖母とふたりで暮らしていたある日、凪斗は、次期組長争いに巻き込まれるんです。
それは、凪斗が、次期組長候補になったから。
そして凪斗は、「次期組長候補になった」という事を知らされ、その為の教育係兼ボディーガードだという角能という男に、連れ去られ、監禁され、酷い扱いを受けます。
凪斗には、組と関わる気も無いのに。
そんなある日、凪斗が次期組長候補になったのが気に入らない異母兄の一派に襲われ、酷い仕打ちを受けます。
その際に使われた催淫剤のせいで、角能と関係を持ってしまうのですが、その後、凪斗は角能にどんどん惹かれていってしまうんです。
角能もまた、凪斗の身体だけではなく、そのひととなりにも惹かれて行きます。
凪斗は、組長になる気は無いけれど、角能が好きだから、角能が施す組長教育(?)には従ってしまい・・・?
と、いうようなお話です。
- 蛇淫の血 (f‐ラピス文庫)
- 沙野風結子 奈良千春
- プランタン出版 2006-06
- おすすめ平均

受けがいい!
刺青のエロス
魅力的です
受がなかなか魅力的です
クセのない作品
by G-Tools , 2007/11/02
こちらの『蛇淫の血』、ヤクザ物だし表紙は奈良千春さんだわタイトルも口絵もアレだわで、いかにも禍々しく淫靡なオーラが感じられたのですが・・・。
読んでみると意外や意外。
何か、可愛らしく甘いお話だったなぁという余韻が残りました。
お互いに惹かれあっているのに、そんなはずは無いという思い込みが、それぞれの胸の内を盛り上げるスパイスになっているという所も・・・上手い!上手いです。
すっかり、こちらも切なくなってしまいました。
凪斗の、一途さとか真面目さに好感が持てましたし、角能の人を見る目も意外にも優しくて、しかも鋭くて驚きでした。
特に、「エピローグ」に出てくる、凪斗が角能には覚られないように描いた絵なのに、すっかりお見通し、という話には笑いがこぼれてしまいました。
そんな二人だから通じ合えたのかなーと、納得のエピソードでした。
結局は、母の願いも虚しく運命には逆らえなかったんですけれどね。
それでも、一生の伴侶を得て、自分の血を否定するばかりでは無く、前向きに運命をも受け入れた凪斗は、潔く格好良かったです。
エピローグ直前の濡れ場は、激甘でご馳走様という感じですし、それほど淫らな感じはしませんでした。私は。
刺青はエロティックだと思いましたけれども。
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- tag:沙野風結子 奈良千春
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- テーマ:[小説・文学]BL小説
entry: 蛇淫の血
COMMENTS
わ、わわわ!こんにちは、まひる様。
ひみゃ〜す、すみません、何だか(汗)
感想を読ませていただいて少しほっとしましたが、厚かましくオススメしてしまって申し訳なかったです;;
そう、そうなのです。藍乃もこの作品は購入するまで気が引けていたのですが、実際読んでみると文章をきっちりと書く人で、読み応えがありますよね!
なにより、主人公の2人の恋は成就されたにも関わらず何となく漂う黒い雰囲気と言いますか・・・全てが思い通りに、丸く収まったわけではない、現実味がある展開がとても好きだったのです。
読んでくださって、また素敵な感想を読ませて頂いてとても幸せですvvv
こちらこそ、有難うございました!
いえいえ、こちらこそすみません
>藍乃さん
こちらこそ、勝手にすみません。
おかげさまで、楽しめました。
ありがとうございました。
そうそう。運命には逆らえなかった話なんですよねぇ。血に捉まっちゃったと言いますかね。
ま、角能にハマっちゃったんでしょうけど(笑)
その辺りの幸せ感が大きく出ていたので、わりと良い気持ちにさせてもらいました。


