美男の達人
- 2008.
- 06.
- 25
- (Wed)
- 13:16
小林典雅さんの小説です。イラストは高峰顕さんです。
『棒投げ橋で待ってて』ですっかりハマってしまったので、期待して待っていました。
笑った!!大満足!
喜劇ですね。三谷幸喜さんが書きそうな構造のお話でした。
笑いには、少々毒を含みますので、読み手を選ぶのかもしれません。
新也美樹さんがお好きであれば、ぜんぜんOK!
どんなお話かと言いますと・・・
淑女の皆さん、ごきげんよう。美男塾塾頭の箭内です。
美男塾――それはイケメン養成所もしくはモテない男救済機関。
「すべての男性に素敵な恋を!」と、日々悩める子羊を導いているわけですが、このたび少し面白いことが起こりました。
一見モテるはずの爽やかな好青年(郵便局勤務)が説明会を経て入塾したのですが、どうやらうちの講師に一目惚れしたらしく、しかもその相手があの猫かぶり!
当塾の有用性が実証される瞬間です、ぜひその目でお確かめください!
(『美男の達人』書籍カバーの内容紹介より引用しました)・・・というようなお話です。
こちらのお話、女性にモテる為の美男塾講義と共に、お話が進行して行きます。
メインは美男塾講義で、講義と講義の合い間に、講師と塾生や塾生同士等の人間模様を挟んで進行して行くので、お話の内容は概ね「美男塾」の講義内容になっています。
この美男塾の講義が笑えました。
女性だったら、ニヤニヤしちゃうんじゃないかなー?
世間一般のありがちな男性像をバッサリと斬り捨て、まさに女性に都合の良い内容ばかりで、言いたい放題です(笑)
その上、この、女性にモテる為の講義を特に真剣に聴いている奴らは、男相手に恋愛感情を抱いているというのも笑えます。
しかも、その事実にいち早く気付いたのは、塾頭の箭内なのですが、あろう事か、箭内までもがこの男×男の流れに参入してしまうんですよね。
講師の夏秋[受]にひと目惚れをしてしまった、爽やか系イケメン上遠野[攻]は、乙女モードを密かに隠し持っているのですが、恋をして頻繁にスイッチが入るようになってしまって、可愛かったです。
物腰が柔らかく笑顔の素敵な夏秋は、実は、相手には容赦無くミもフタもない言い方をする男で、その豹変ぶりにはド肝を抜かれました(笑)
しかも、この男、結婚に失敗した過去があり恋愛には後ろ向き。知識はあってもそうそう上手くは行かないという、講師としては皮肉な秘密ですね(-_-;)
ま、そんなこんなで、結局は上遠野の粘り勝ちだったのかなぁという結末で、BLとしては物足りなさが少々残るものの、乙女な攻めとオトコマエ受けの好みのカップルだったので、その辺りはそこそこ楽しめました。
それよりも何よりも、面白可笑しいお話だったので、大満足でした。
脇の下大サービス・・・楽しそうだ(笑)子供は可愛いな。
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- tag:小林典雅 高峰顕
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entry: 美男の達人
COMMENTS
私も笑いました〜
まひるさん こんばんは
このお話、私も最近読んで、そのあまりの「女性心理」の見事さに
大笑いしながら読んでました。
まったくもって、女が読めば
「とーぜんよ!これが全然わかってくれないから不満がたまるのよ!」
って感じですけれど、世の中そううまくはいきませんからねえ(笑)
でも、こういう塾が実際にあったら、その受講生の優等生をゲットしたら、
案外うまくいくのかなあ…
それとも、やっぱりすぐに元の黙阿弥になるのか…と考えてしまったりして。
女性にとっても身につまされる、愉快なお話でしたね〜(笑)
ご無沙汰しています
>摩緒さん
ご無沙汰しております。
アチラのほうも滞っちゃってすみません。
こちら、読まれたんですねー。
「美男塾」の講義、読むとちょっとスカッとしますよね!
男性は、笑って読めないでしょうよ。
でもこれ、ちょっと胡散臭いトコロがミソですよねぇ・・・笑っちゃいます。



