是−ZE−(1)(2)
- この本の著作者 :
- 志水ゆき
- 2008.
- 07.
- 16
- (Wed)
- 16:22
志水ゆきさんのコミックです。ファンタジーです。
こちらは、大変、人気のコミックだそうですね?
ところがですね、私、今までこちらのコミックのあらすじ等を拝見する機会は度々あったものの、どうも、それほど面白そうだとは思えず・・・(-_-;)
しかし、二ヶ月くらい前かな?古本屋さんで、1〜3まで揃っている所に出くわし、人気があって、続いているのなら面白いのかも?と思い、購入。
読んだ事のある方ならご存知でしょうが、3巻まで読んでそこで止められるワケがありません!もう、ここまで来たら、止まらなかったです。本屋へ走り、4〜6まで速攻で購入いたしました。
噂に違わず、良かったです!!
萌えた!!
まずは、1〜2までの、雷蔵×紺カップルのお話の感想を・・・。
どんなお話かと言いますと・・・
たった一人の肉親であった祖母を亡くした七川雷蔵(調理師専門学校生)は、ワケあり美形がひしめく謎の館で、住み込みの家政夫として身を寄せる事になった。
その館には、言霊師と紙でできた紙様、そして紙様をつくる人形師が住んでいた。
その館で、雷蔵は無愛想な紺の事が好きになるのだが・・・?
- 『是−ZE−(1)』
- ワケあり美形がひしめく屋敷で雷蔵は恋をした。
相手の紺は、無愛想でつっけんどんで、でも雷蔵のことを嘲笑ったりしない美少年。
住人Sのちょっと激しめなラブシーンにあてられながら毎日紺を好きになる雷蔵。
ところが紺は、屋敷を訪ねる客相手に秘密の“仕事”をやっていて……。
(『是−ZE−(1)』書籍裏の内容紹介より引用しました)- 『是−ZE−(2)』
- 紺に一目惚れして「おれにください!?」宣言をした雷蔵。
とはいえ、屋敷のそこここでいちゃつく他のカップルのようにはいかないふたりは、ぎこちないまま日々を過ごす。
不安で、焦れったくて、自分から雷蔵を誘う紺。
ところが、雷蔵の立派すぎる体が仇になり……!?
初恋モード全開の志水ゆきのLOVE DESTINY、天下一品の初体験をお見せします!
(『是−ZE−(2)』書籍裏の内容紹介より引用しました)・・・というようなお話です。
<予備知識>(ネタバレ大放出)
「言霊師」は主で「紙様」は仕える者、という関係でしょうか?主が居なければ、紙としての御用はありませんから。
概ね、「紙様」は自分で「言霊師」は選べないはずです。たぶん(-_-;)
言霊を操る事が出来る者が、「言霊師」として仕事をする場合、「紙様」が必要になるので、人形師に依頼をして作ってもらう・・・というのが通常ではないかと思われます。
そういう意味では、こちらのシリーズのメインの「言霊師」と「紙様」ペアは、例外にあたるのではないかと思われます。言霊師は、言霊が操れるんです。使える言葉は相手に不幸をもたらす言葉のみ。
言霊を使うと、言霊を発した人のもとに言霊が返ってきて、言霊を使った代償として肉体に傷を負います。
そこで、言霊師は、紙様という「傷」を請け負う身代わりの存在が必要になるわけです。
「紙様」というのは、紙で出来た人形なのですが、紙様として命を受けるとヒト形をとり、それは人間と見た目はなんら変わりがありません。
このシリーズの面白さっていうのは・・・なんだろう?
それぞれのカップルの関係性?というか・・・絆?
普通の恋愛モノでは無いんですよね。
(1巻と2巻は、完全な恋愛モノかとは思うのですが。)
まずは、「言霊師」と「紙様」という関係が、最初から生じるんですよね。それが不本意なものであったとしても。
そこから生まれる葛藤や摩擦を乗り越え、お互いの理解を深めて行くうちに築かれて行く絆の面白さ、というのが、こちらのシリーズの面白さなのかもしれません。
盛大なネタバレになりますが、この、「言霊師」と「紙様」の関係、お互いの仕事を全うする為には、粘膜での接触が必要不可欠なのです。
粘膜ですよ?デリケートですよね?精神的にもデリケートな話ですよね?
それぞれの仕事を全うする為に行われる、粘膜を介するデリケートな関係も、それぞれに様々な心理状態や葛藤を生むわけです。
さてさて・・・
ワケありな謎の屋敷にやってきた雷蔵くん。とっても良い青年!
苦難にも負けず、まっすぐに育った健気で愛情溢れる青年です。
なのに、ヘタレ。もう、どうしようもないほどのヘタレ。
でもそれって、相手を思い遣るあまりに・・・というやつで、優柔不断というわけでは無いんですよね。
紺は、「紙様」なのですが、事情があって主はいません。だから、せっかく生まれてきたというのに、自分の主の為に、「紙」としての仕事をした事が無いんですよね。
そのため、自分の存在価値を見つけられぬまま、毎日を過ごしていました。
紺は、生まれたての赤ん坊のようなものなので、情緒がまだ育っておらず、最初は「好き」という感情がどんなものなのか、理解できないんですよね。
だから、雷蔵の「紺の事が好き」という感情をも理解できません。
雷蔵は、紺の事が好きになり、そんな紺が痛ましくて、なんとかしてあげたいと胸を痛めます。
雷蔵の言葉は、癒されますね。
なのに、紺は理解できなくて・・・。
そんな紺が痛ましくて痛ましくて切なかったです。
そして、もうね、この二人、とっても初々しいカップルで。
こちらの二冊には、いろんな意味での「初めて」がギュっと詰まっているんですよ・・・ふっふっふ!萌えた!もう、キュンキュンしまくりでした。
特に、雷蔵のヘタレっぷりが可愛くて可愛くてもう・・・堪らん!
紺は、どちらかと言うと・・・ていうか、オトコマエ?
最初はお子ちゃまでモノを知らないから、怖いもの知らずなんだろうと思っていましたが、そうでは無いみたいで。
雷蔵と知り合って、少しずつ変わって行く紺にも萌えた!
そう考えると、愛情って貯金(?)できるんだなぁとシミジミ。
優しくされて愛情をたくさん注がれた人は、おすそ分けが出来るんですよね・・・。それがどんなモノか知らなかったり持っていなければ、人にあげられないですもんね。
それにしても。もうどうなの!この二人は!
もどかしいやら可愛らしいやら切ないやらで、キュン死にするかと思いましたよ!
なんだろうなぁ?こちらのお話は、萌えで読むっていうのかな?でも、萌えしかないようなただのやおいでは無くて。
ああ!なんだか上手く言葉に出来ないや。
でも、何度も読みたくなるような?っていうか、もう何度も読んじゃったし。また読みたいし。恋っていいわね〜(*´∇`*)とか、人と人とが繋がる意味みたいな?そういうのがギュッと詰まった二冊でした。
これ、ほんと、読んでみる気になって良かったかも。
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- tag:志水ゆき
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