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ポラリスまでの距離
- この本の著作者 :
- テラシマ
- 2008.
- 11.
- 21
- (Fri)
- 16:05
テラシマさんのコミックです。
購入して読んでから二週間くらい経ったかな?(-_-;)
かなり熟成させてしまいました(笑)
こちらは、『ポラリスベル』の続編です。
ブログに『ポラリスベル』の記事を書いてはいませんでしたね・・・
なので、以下は『ポラリスベル』『ポラリスまでの距離』と通しての感想です。
何か感想と言うより紹介記事っぽくなっちゃったなぁ・・・
大好きなんですよ・・・こちらのコミック。シミジミと良いお話ですよ?
時々、取り出して何度も読みたいコミックです。
しかし・・・BLでは無いかもしれませんね。まあ、東京漫画社さんですから。
そんな東京漫画社さんが大好きなのですけれども・・・
どんなお話かと言いますと・・・
男にも女にもだらしない甲斐性無しの秀吾が出会ってしまったのは元カノ(現:友達)の父親。
星が好きだとその人は言った。
好きな人の好きなものは、すごくいいものに見えてくる。
「星のことを教えてください」を口実に手紙のやりとりと、時々話もする。
好きでいられるだけでよかったのに、それだけじゃ済まなくなる。
そんなことも知っていたはずなのに欲望は止まらない。
(『ポラリスベル』『ポラリスまでの距離』書籍裏の内容紹介より引用しました)・・・というようなお話です。
『ポラリスベル』(bk1)・
『ポラリスまでの距離』(bk1)
- ポラリスまでの距離 (MARBLE COMICS)
- テラシマ
- ソフトライン 東京漫画社 2008-10-20
by G-Tools , 2008/11/21
こちらのお話は、人間関係がちょっと複雑と言いますか、登場人物も多く、それぞれに物語があるのです。
- 【いつもつるんでいる、高校生の仲良しさん三人組】
- バイで人懐っこい秀吾(母子家庭)、秀吾の元カノのトーコ(父子家庭)、トーコとは幼馴染でトーコに片思いしているケイスケ。
秀吾は、トーコと付き合っていたが、ケイスケと寝てしまい、その事がトーコにバレて、恋人関係を解消されてしまう。
トーコは、秀吾の浮気が許せなくて別れたが、今でも秀吾の事が好きで・・・
ケイスケは、ずっとトーコの事が好き。 - 【秀吾のバイト先(バー)の人たち】
- 央(なかば)ママこと央太郎は、女装のオネエ。女装には深いワケが・・・
央太郎は、秀吾の母親と知り合い。
バーの常連客のアキさんはゲイ。央太郎とは高校の同級生。
秀吾は、とあるきっかけでナイスミドルの鉄道マンと知り合い、好きになりますが、その鉄道マンがトーコの父親だと、後に知る事になります。
お話のメインは、秀吾とトーコの父親との恋のお話なのですが、それぞれの登場人物の物語が丁寧に描かれています。
トーコの父親への思いだとか、トーコの父親の、亡き妻への思いだとか、ケイスケの片思いだとか、そういうお話が。
それから、鉄道マンの仕事の話とか、国鉄の民営化を進めていた当時を匂わせるような話とか。
なので、BLというよりは、ヒューマンドラマな感じです。
いやいや・・・でも、きちんと恋愛ドラマになっているんですよ!
好きな人の事をもっと知りたい!とかね、好きな人が好きな物を自分も同じように好きになりたい!とかね、好きだという気持ちはどうしようもなく変えられないとかね、そんな気持ちがギュっとギュっと詰まっているという感じ?
少しずつ少しずつ、二人の関係が親密になって行く様子を、鉄道の路線図は星座の星図に似ている、という話から始まった星の話に絡めて、丁寧に描かれています。
気が遠くなるほど遠い星の話で、とてつもなく膨大な時の流れを感じたり、それに対しての人の人生の儚さやきらめきを感じたり、次々と生まれては消えてゆく膨大な数の星々と人間を重ね合わせて思ったり。
それから、お話がゆっくりゆっくり進んで行くので、読みながら立ち止まっていろんな事を考えさせられたり、考えたり出来るのも、良かったかな。
無邪気で素直に一途に向かっていく秀吾は、ある意味子供らしい未熟さに満ちていて好感が持てましたし、それに対するトーコの父親は、きちんとした大人の態度をくずさず、誠実に接していて、素敵だなぁと思いました。
うん。この、トーコの父親の態度というか姿勢?これだからこちらのお話は、BLっぽくならなかったんだなぁ・・・たぶん。
ラブな気持ちだけで突っ走って行かないお話なので。しかも濡れ場もありません。
でも、トーコの父親が誠実に秀吾に接したおかげで、それが種となり、秀吾の中で十数年の間に芽吹いていたんですよね〜。
子供で、ただ、好きな人に近づきたいという気持ちだけで、教えて貰った難しい星の話も、その時は理解しきれなかったけれども、ちゃんと心の奥に届いていたから、生き続けていたっていう感じかな?
そんなこんなで、ちょっと気の長いお話になっています。
番外編みたいな、央太郎と央太郎の父親との話は泣けました。
このお話は、好きだな・・・。
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