ビター×スイート
- この本の著作者 :
- 遙々アルク
- 2007.
- 11.
- 16
- (Fri)
- 13:18
コミックです。
発売前から買おうかどうしようか迷っていたのですが、昨日、購入しました。
どうなんだろう?絵は微妙(^^;)なのですが、良かったです。
シミジミ系ではないかと思います。
妙に惹かれるので、何回も読めば、印象が変わってくるお話なのかもしれません。
- <収録作品>
- ビター×スイート(第一話〜第十二話)
- ビター×スイート(第零話)
- 雑巾姫
- 君は間違っている
- cleaning
- ビター×スイート(特別編)
- ※携帯サイトに掲載された4コマ等も収録してあります。
ビター×スイート
対人恐怖症の三日月は、仕事帰りに立ち寄る喫茶店で、二枚目で明るい村山に「一目惚れなんです」と声をかけられて・・・?
雑巾姫
ビル清掃員と、清掃に入っている会社の御曹司との恋のお話。
君は間違っている
エリート会社員と派遣社員の恋のお話。
cleaning
小さなクリーニング店を営む小さな男の片思いのお話。
ビター×スイートの三日月は、人と話をするのも嫌で、頑なに「自分にはかまわないでくれ」と思っていて、その態度はあまりにも感じが悪くて、読んでいて少しムカつきました。
それに、ものすごく意固地で、素直じゃなくて、それなのに強烈な乙女キャラだし、自分は好きになれないキャラだな・・・と。
心が狭いな。私は。
それにひきかえ、村山は、ものすごく前向きでとにかく明るいんです。
その理由については、読みすすめるうちに明らかになるのですが、このお話、ファンタジーがかっていて、残酷なテイストが少し入っています。
そんな押せ押せムードな村山と接するうちに、三日月は前向きな人生を踏み出す事になるんです。
最初の頃は、オドオドして俯いていた三日月は、最後の方には、夢を持って、ちゃんと前を見て笑っているんです。
だんだんと少しずつ変わって行くんですよね。一話ごとに。
心の中でだけ吐き出していた言葉も、口に出せるようになって行くんです。
なんかもう、「良かったね!」という感じです。
好きなキャラでは無いのに、何か丸め込まれたようで(笑)最後のほうは、そんなに嫌いじゃ無くなっている!
どのお話も、ひととおり1回読んだ感想は、地味で地道な事柄や物を、とても愛していて大切にしている作者さんだなーと思いました。
意固地で少々いじけた感じのキャラクターが多く登場する割には、かなり好感が持てました。私は。
明日が見えなくても、足元しか見えなくても、自分が嫌いでも、地道に頑張っていれば、そのうち何かいい事が見つかりそうな、いやな事ばかりじゃないよ?みたいな、不思議とそんなふうに思えるお話でした。
そうは言っても、どのお話も、前途はそれほど明るくは無いお話なんじゃあ?っていう感じなんですよね。
だからこそ、小さな瑣末な幸せが際立って、素敵な事に思えるのかもしれませんが。
ところが、cleaningだけは、小さな幸せまでもが悲しく思えるお話で。
どうしてこんな結末?みたいな。報われない・・・
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