愛と混乱のレストラン
- 2008.
- 03.
- 01
- (Sat)
- 23:16
小説です。イラストは麻生海さんです。
もーほんと、大好きなんですよ。高遠琉加さん。
発売されるのを、首を長〜くして待っていました。
が、しかし、こちらには続編が・・・ああ!待ち遠しいです。
どんなお話かと言いますと・・・
赤字続きで休業に追い込まれたフレンチレストラン「ル・ジャルダン・デ・レーヴ」復活のため、本社外食事業本部から出向してきた鷺沼理人は、若手シェフ・久我修司の引き抜きを試みる。
確かな腕を持ちながら暴力沙汰を起こし、今は実家に戻っているという久我は、理人の依頼を「あんたが気に入らない」と言下に拒否する。
それでも通い続けてくる理人に久我が提示した交換条件は「言うことをなんでも聞く」というとんでもないものだった。
しかしある理由から店の再興を失敗できない理人は、その崖っぷちの選択を呑むことに――。
夢の庭(Le Jardin des Reves)の実現は果たして――。
(『愛と混乱のレストラン』書籍裏の内容紹介より引用しました)・・・というようなお話です。
「ディレクトールは食べる事が嫌いなんだから、来るわけねえだろ」(文中より引用)
上の言葉は、なぜ、理人は賄いの時に来ないのだろう?と言うスタッフの問いに応えた久我の言葉です。
食べる事に興味が無い理人。
また、久我から見た理人の部屋は、「生活に興味が無い部屋」だと。
食べる事に興味が無い人というのは・・・生きる事にも興味が無いという事でしょうね。
美味しい物を食べるのが好きな人、ご飯を幸せそうに食べる人は、幸せな人なんだと思います。
もし、理人のような人を変える事ができたら・・・それはとても素晴らしい事だと思います。
久我は、生命力溢れる、見るからに(見てはいないけどさ)眩しそうな男です。
久我が理人を変える事が出来ると良いなぁと。
そう言えば、同じく、高遠琉加(春加)さんの、『神経衰弱ぎりぎりの男たち』にも、他人と向かい合ってご飯を食べるのが苦手な子が出てきていましたね。
そちらもやはり、心に傷を抱えた子で・・・お相手の子は眩しそうな子でしたね。
そんなわけで、お話もラブもまだまだで、これから!という所で、続きへ・・・となっておりました。
ああ!待ち遠しい。
ところで、こちらの本には、「愛のように甘い」という書下ろしが入っています。
ル・ジャルダン・デ・レーヴに、久我が連れて来たパティシエ、樫崎一のお話です。
これが・・・切ない!ぐは〜っ。
俺がいないと生きていけないって言って。
(文中より引用の、イチの心の声です。)
ううっ・・・(涙)
私は、ぜひ、こちらの続きも読みたいです・・・。
- 他ブログのレビューも見てみる? ▼
-
- tag:高遠琉加 麻生海
- ジャンル:小説・文学
- テーマ:[小説・文学]BL小説
美しいこと
- 2008.
- 02.
- 07
- (Thu)
- 17:51
小説です。イラストは日高ショーコさんです。
上巻、下巻に分かれています。
下巻には、続編として寛末サイドから書かれた『愛しいこと』が、掲載されています。
どんなお話かと言いますと・・・
松岡洋介は週に一度、美しく女装して街に出かけ、男達の視線を集めて楽しんでいた。
ある日、女の姿でナンパされ、散々な目に遭い途方に暮れていた松岡を優しく助けてくれた男がいた。
同じ会社で働く、不器用、トロいと評判の冴えない男、寛末だった。
女と誤解されたまま寛末と会ううちに、松岡は「好きだ」と告白される。
松岡は、女としてはもう会わないと決心するが…。
(『美しいこと 上』書籍裏の内容紹介より引用しました)・・・というようなお話です。
![]()
- 美しいこと(上) (Holly NOVELS) (Holly NOVELS)
- 木原音瀬 日高ショーコ
- 蒼竜社 2007-11-21
- おすすめ平均
ずっと恋する、何度も恋する
早く続きが読みたい
せつなすぎて涙がでました。
人間の心って難しいよね…実際は簡単じゃないよね…
絶賛!!
by G-Tools , 2008/02/07
![]()
- 美しいこと(下) (Holly NOVELS)
- 木原音瀬 日高ショーコ
- 蒼竜社 2008-01-29
- おすすめ平均
5年待ちました
堪能しました
忘れられない恋
無力なまま、震えながら、人を好きになる。
ずっと読み続けたい本に出会えました
by G-Tools , 2008/02/07
美しい女性の姿を装ったせいで、恋に落ちてしまった男、松岡。
美しい女性の姿のまま、寛末に愛されてしまった事で、寛末の恋心までをも欺く事に。
確かに恋であったはずなのに、美しい女性の姿に囚われて恋を見失った男、寛末。
美しい容姿のみならず、正しくて、強くて優しい心に惹かれていたというのに。
そんな二人の恋の行方を追った物語だと思って読みました。
泣きますよ?号泣?
身から出た錆とは言え、長く苦しそうな恋のお話で・・・
冴えない男の優しい内面に惹かれ、不器用な男の純情に絆されて恋に落ちて行く様は、なんだか怖いくらいにリアルでした。
「なんでこんなのがいいのか・・・」というのは、寛末を想い続けてしまう松岡のセリフ。
そう思った頃には、既に手遅れなんですよねぇ・・・ううっ。
覚えがあって痛かったです(笑)
いつまでも幻の美しい女性の器に囚われて、現実の松岡を受け入れられないのに、離したくない、忘れられない寛末。
そんな寛末の二度目の恋は、あっけない程ストンと落ちます。
いやいや・・・これもまた紛れも無く恋でしょう。
読んでいて気持ちが良いほどでした。
こんな、一瞬で、恋だと納得できる恋もありますよね・・・実際はもっと前から始まっているのですけれども。
寛末が、恋のカケラを捨てずに済んだのは、松岡が見せる、寛末への一途な想いだったんでしょうね。
寛末が口を付けた煙草の吸殻を、松岡が、大切に携帯灰皿にしまうシーンは、乙女心にキました(笑)おばちゃんだけど。
それにしても、木原音瀬さんという方は・・・まったく・・・
ボーイズラブというファンタジーを書いておきながら、読ませておきながら、現実の世間一般のおおよその真実を突きつけて来るんですから。
ですから、これは「願い」なのでしょうね。恋のカラクリはシビアだと思うので。
もし、現実に、寛末のような男にめぐりあえた人は、救われるに違いありません!と、思いたい・・・、いや、思わせてください!と、思わせるのもファンタジー?
そう言えば、こちらのお話のその後を綴った小冊子プレゼントサービスの応募用紙が、下巻に付いていました。
4/23までだそうです。
ベタベタで甘々だといいなー♪
- 他ブログのレビューも見てみる? ▼
-
- tag:木原音瀬 日高ショーコ
- ジャンル:小説・文学
- テーマ:[小説・文学]BL小説
愛こそ明日の絶対
- 2008.
- 01.
- 31
- (Thu)
- 15:58
小説です。イラストは奈良千春さんです。
こちらは、絶対シリーズの『君こそ僕の絶対』の続編です。
商業誌では、一応、こちらで完結だそうです(涙)
どんなお話かと言いますと・・・
刑事になって4ヶ月の諏訪内真二は、年上の恋人である検事の高城幹弥と過ごす予定の、年明けの休暇を楽しみにしていました。
そんな中、ひき逃げ事件が発生し、その事件の目撃者として、諏訪内の妹の美夏が証言の為に刑事課を訪れました。
そこで美夏は高城に一目惚れをしてしまい、真二は美夏に、「高城を紹介して」とお願いされてしまうのでしたが・・・?・・・というようなお話です。
※こちらの作品には、以下の前編や関連作品があります。
『好きこそ恋の絶対』→『君こそ僕の絶対
』→『愛こそ明日の絶対』
『恋する絶対の法則』は、検事の高城幹弥の双子の弟(優弥)と高校生カップルのお話です。
ご主人様に従順な年下わんこ[攻]と年上美人さん[受]カップルのお話です。たぶん(^^;)
付き合うようになってから、4ヶ月ぐらいのお話ですから、まだまだ甘〜いお話でした。
このカップルは、大好きだー。
諏訪内はカワイイし、高城はオトコマエで色っぽいし。
高城の、標準語と大阪弁のモード切り替えは、ツンデレのような効果を感じますね?いいかも(笑)
こちらのカップルは、まっすぐ×まっすぐカップルですよねー?
諏訪内は高城を「まっすぐな人」と称しましたが、ある意味諏訪内もまっすぐな男で。
諏訪内の「まっすぐ」が親から貰い、育んでもらったものなら、高城の「まっすぐ」は、努力とか意志なのでしょうね。
その、高城の、高潔さを貫こうとする意志と努力に、諏訪内は尊敬し憧れるのですが。
そんな、何事にもストイックでシビアな高城が、諏訪内に純粋で正直な心を素直にぶつけられる事によって、普段は隠している柔軟で優しい部分をどんどん暴かれて、諏訪内に甘々になって行く様に萌えます(笑)
ま、高城だけでは無く、刑事課のみなさまも、諏訪内を前にするとカドが取れてしまうのですが。
また、悪意を持たない、もしくは、持ってしまった負の感情を隠す必要性をも感じない、純粋で正直な諏訪内を目の前にすると、つまらない見栄やプライドで武装する事が、アホらしく思えてくるのかもしれませんね。
なんとも、微笑ましいカップルです。
これで最後だなんて寂しいわ・・・。
あ、なんか三冊全部通した感想になっちゃったようです。
ごめんなさい(^^;)
- 他ブログのレビューも見てみる? ▼
-
- tag:いおかいつき 奈良千春
- ジャンル:小説・文学
- テーマ:[小説・文学]BL小説
檻−おり−
- 2008.
- 01.
- 28
- (Mon)
- 22:12
小説です。イラストは今市子さんです。
この本の帯のアオリがなんとも・・・。
買い辛かったです・・・ま、買いましたが(笑)
先月、購入し読んだのですが、ブログには書いていなかったですね・・・まだ。
どんなお話かと言いますと・・・
畝川稔は、病を患っている母(由美)と暮らしていました。
そんなある日、由美の義姉(牧村聡子)が訪ねてきて、一緒に暮らして欲しいと言ってきました。
由美にとって牧村の家は実家でもあるし、聡子も資産家であった夫を亡くし、息子(宗司)と二人暮しであるし、牧村の仕事には興味を示さない息子に代わって、牧村の資産管理などを稔に手伝って欲しいのだと。
また、聡子は稔に、「絶対に宗司はあなたを気に入ると思う。弟みたいに可愛がると思う」と告げて帰って行きました。
宗司は稔にとって憧れの人であり、心の中で「兄さん」と呼び、密かに慕っていた人でした。結局、牧村の世話になる事にした畝川親子は、牧村の家へ移り住みました。
引越しが終わり、由美の部屋から庭を眺めていた稔は、笹竹の生垣で囲まれた一画でのある出来事を思い出しました。
幼い頃、この屋敷に来た時に、あの一画にある潜り戸の閂を外して、聡子にこっぴどく叱られた時の事を。
そこで、「あの生垣の中には何があるの?」と訊ねた稔に由美は、偽湘南と呼んでいる茶室があって、あそこは封印された庭なのだと言い、けっして入らないでちょうだいと念を押すのでしたが・・・?・・・というようなお話です。
![]()
- 檻-おり- (キャラ文庫 う 1-3)
- 烏城あきら 今市子
- 徳間書店 2007-11-27
- おすすめ平均
ナマぬるい。
一筋縄ではいかない人々
女の人が良い!
by G-Tools , 2008/01/28
『檻』といういかにもな(^^;)タイトルに惹かれて購入しましたが、まあ、当たらずとも遠からず。
しかし、主人公は想像したような執着を燃やす相手から逃れられずに繋ぎ止められる、というお話では無く、あっさりハッピーエンドなお話でした。
何だかミステリアスなお話で、最後は、まあ、スッキリするのですが、オカルトっぽいシーン(あれは妄想なの?)は何だか良くわからなかったです。
ミステリアスなお話、というのは、主人公の稔だけが、最初は蚊帳の外だからなのですけれどもね。
こちらの小説、合い間に、回想のような文章がたまに挿入されているのですが、主人公である稔の告白かと思いきや・・・ちょっと違いましたね。
「兄さん」というフレーズに騙されました(笑)
そう・・・こちらのお話「兄さん」というのが鍵でした。
読み始めると、茶室の謎にぐんぐん引き込まれます。
それぞれの登場人物が(過去の人も含めて)、心に秘めた秘密があったり、ある特定の人にしか明かしていない事実があったりで、それぞれの話を、読み手がパズルのように組み合わせて行くと真相というか全体像が見えます。
そして、それぞれが密かに望んだ幸せが、最後には手に入り丸く収まります。
『檻』というタイトルらしく、妄執系のお話ではありますが、そういう系のお話が苦手の方にもお薦めかもしれません。
- 他ブログのレビューも見てみる? ▼
-
- tag:烏城あきら 今市子
- ジャンル:小説・文学
- テーマ:[小説・文学]BL小説
青の疑惑
- 2008.
- 01.
- 25
- (Fri)
- 13:11
小説です。イラストは彩さんです。
昨日書いたブログの記事と、今日は「ドM」で繋がってみました。
水原とほるさんにしては、甘いお話(本当か?)です。
イラストもキレイでピッタリ合っていました。
どんなお話かと言いますと・・・
恋人に手酷くふられ心に深い傷を負い、あげくに医者になる夢を諦める事を余儀なくされた恭は、叔父に整体医になる事をすすめられ、叔父が経営する青山整体院で働いています。
そんな恭を熱心に口説く男が二人。
恭に整体術を受けながら熱心に口説く刑事の九鬼と、チンピラに絡まれている所を助けてもらったのが縁で知り合った、バー「ウィステリア」の店主であり、ヤクザの跡取りである陽介。
言い寄る二人の男をあしらい、そんな遊びのような駆け引きに甘えつつ、深い傷が癒えるのを待つような日々を送っていました。
ある朝、院の前で不審な死体を発見し、その事である事件に巻き込まれてしまいましたが・・・?・・・というようなお話です。
![]()
- 青の疑惑 (キャラ文庫 み 3-1)
- 水原とほる 彩
- 徳間書店 2007-11-27
- おすすめ平均
スタイリッシュドS&肉体派ドSvsドM=大団円!?
危ないMだけど julia(東京在)
三角系
(゜ロ゜;)
ドM受け
by G-Tools , 2008/01/25
こちらのお話、恭がドMなんです。
恋人も医学生だった為、身体の限界を見極める知識やその後の手当ての知識もあったりで、プレイがエスカレートし開発されてしまったようです。
恭は、そんな知識から出たフォローを、愛情と勘違いしたのかな?と思いました。
恋人と別れる直前まで熱中していたプレイが、窒息プレイだと言うんですから、恭がどれだけ身も心も捧げていたのかわかりますよね。
(好意的に言うとこういう言い方になりますけれども、実際は、行為に溺れて依存しきっていた、という状態だったのかな?と思いました。)
そういうわけで、ボロボロになった後、その心身を守るようにカサカサになり、やっと前向きに生きてみようかと思えるようになるまでのお話?(←ちょっと乱暴(笑))
きっかけは、とある事件に巻き込まれた事で、まあ、ありがちですが、生死の危機に晒されて「生きたい」と思う気持ちを呼び起こされた、というような。
恭を口説く事に熱心な、ヤクザの陽介も刑事の九鬼も、恭の過去を知りながら、その事を明かすタイミングをじっと待っていたんですね。
そのタイミングは、事件に巻き込まれた事で訪れましたが、その事で恭には、開き直る気持ちができました。
最初にそのチャンスに恵まれたのは陽介でした。
結果、恭は、陽介にはアブノーマルな体を預けても心まで完全には預ける気は無く、九鬼にはアブノーマルな体も弱い心も晒したくは無いけれど、死に際に会いたいのは九鬼だという事に気がつきます。
しかし、次には九鬼もそのチャンスを掴み、結果的に恭は、二人には何もかも知られてしまう事になりました。
で、これでやっと、恭が新たなスタートラインに立った、という事に。
(まあ、つまり、前向きな気持ちになった、という所です。)
そのせいか、三角関係と言えばそうなのですが、このカタチもお話の最後まで崩れません。
九鬼と陽介の間には、男としての信頼関係があり、恭を挟んで友情めいたものが感じられますが、ここが萌えられるかどうかで、好みが分かれるかもしれませんね。
陽介と恭、九鬼と恭、それぞれの間で、水原とほるさんらしく(?)痛そうで苦しそうなプレイが繰り広げられますが、恭はドMですし、九鬼と陽介には恭に対する愛情もありますから、その行為の受ける印象は、ものすごく甘々な感じで。
全部読み終えると、あま〜いお話だったなぁ・・・という印象が残りました。
私は・・・九鬼のオヤジらしい口説きがツボ(笑)
- 他ブログのレビューも見てみる? ▼
-
- tag:水原とほる 彩
- ジャンル:小説・文学
- テーマ:[小説・文学]BL小説
溺れる戀
- 2008.
- 01.
- 17
- (Thu)
- 11:16
小説です。イラストは今市子さんです。
高遠琉加さんの久々の新作という事で、迷わず購入しました。
現代のお話では無く少し古い時代のお話で、ロマンス小説、といった雰囲気のお話でした。
どんなお話かと言いますと・・・
富裕な成實家の末っ子として生まれた成實祥彦は、ある使命を持って豪華客船洋丸に乗り込んだ。
倫敦までのこの船旅は祥彦の人生を決める旅だった。
そこに、大学時代の同級生・伊藤龍次が現れる。
彼がなぜこの船に?
かつて、伊藤は祥彦のなかに痛みを残し、そして消えたのだ。
いつでも祥彦は捕らえて放さなかった視線に、再び祥彦は囚われるようになり・・・
(『溺れる戀』書籍裏の内容紹介より引用しました)・・・というようなお話です。
好きな人に想いを残したまま、家の繁栄の為に嫁に出される良家のお嬢様・・・というような、ありがちなストーリーのロマンス小説を、男女ではなく男同士に置き換えた・・・というような?
そういった意味では、単に男女の置き換えだけでは無く、上手く出来たお話になっていると思って読みました。
視線に釘付け?いや・・・違うな・・・自分の視線が縫いつけられちゃうような感じ?
好きな人を(わかっていて)目で追ってしまう、というのとはまた別の、何が何だかわからないけれど、見ちゃう、みたいな。
その感覚は妙に納得しながら読みました。
あれって、暫く経ってから「あれもやっぱり好きの一種(?)だったのかな?」とかって気付くのよね・・・とかね。
成實も鈍い奴だと思って読みましたが、私もけっこう鈍い(^^;)
伊藤と出会ったからこそ、家に縛られる事を決意した成實が、再び伊藤に否応無く惹きつけられて行くさまを、私はわりと楽しめました。
レトロも好きだし、船旅も好きですしね。
ボーイズラブだと思って読むと、ちょっと違うかもしれません。濡れ場はそれなりにありますが。
- 他ブログのレビューも見てみる? ▼
-
- tag:高遠琉加 今市子
- ジャンル:小説・文学
- テーマ:[小説・文学]BL小説
赤い呪縛
- 2007.
- 11.
- 06
- (Tue)
- 12:15
小説です。イラストは奈良千春さんです。
先日、『融愛』を読んだらこちらの小説を思い出したので。
兄弟モノと言うとこの『赤い呪縛』をいちばんに思い出してしまいます。
読んでから、それほど時間が経っていないせかもしれませんが。
半年ぐらい前に読みましたけど、インパクトが強くて。
どんなお話かと言うと・・・
華奢で恵まれた容姿を持つ、イマドキの高校生の日向は、歳の離れた父親違いの兄二人に甘やかされて育ち、そうして育まれた、計算ずくの甘えと恵まれた容姿で、次々と女性を食い荒らしては、女性とのトラブルを次兄に尻拭いして貰っていました。
長兄の龍慶は、会社の都合で家を離れ、寮生活をしている為、家には次兄の龍昇と母と三人で暮らしています。
次兄の龍昇は体格も良く、その身体を活かして建設会社に勤めています。ある時龍昇は、女性にだらしない日向に、尻拭いはもうたくさんだから、今付き合っている女性と別れるようにと日向に言ったのですが、日向は聞く耳を持ちません。
それなら、と、龍昇は「俺はお前との縁を切る」と言い出しました。
そして、「もう俺は、お前を弟として見るのはやめた」と言って、龍昇は、日向の身体を好きにします。
龍昇は、前々から日向の事が好きだったからです。
日向は、龍昇には力では勝てないし、下手に抵抗して報復されるのがイヤだったので、少しは抵抗を見せるものの、好きにされてしまいます。そんな事が繰り返されているうちに、日向は性的快感を植え付けられ、嫌っているはずの龍昇の事が気になって仕方が無くなります。
それは、自分の事が好きだと言い、身体を好きにしてきた龍昇には、付き合っている彼女、さくらがいるという事を知ってからです。さて、龍昇とさくらと日向の関係は・・・・?
・・・というようなお話です。
![]()
- 赤い呪縛 (SHYノベルス)
- 松田美優 奈良千春
- 大洋図書 2006-04-24
- おすすめ平均
チャレンジャー
禁忌もので売るのは…ちょっと
好みが分かれる作品だと思います。
ラストが秀逸!
リアル
by G-Tools , 2007/11/06
この話、怖いんですよ。
まず、怖いのは龍昇の迫力なんですが(^^;)
体格も良く、ガテンの男で、荒々しくて。
野獣です。野獣。
並々ならぬ劣情を、日向にぶつけるさまがコワイ。
いや、これが「萌えー」という方もいらっしゃるのかもしれませんが。
奈良千春さんのイラストも、素敵すぎて野獣の魅力を倍増しています(笑)
それから、身体を弄ばれるようになってからは、家で龍昇と二人きりになるのが怖い日向の緊張感がヒシヒシと伝わってきます。
また、母親が帰ってくるかもしれない、とか、近所のオバチャンが訪ねて来る、とか、そういった細かいシチュエーションも用意されていて、緊張感や恐怖感を煽られます。上手い!上手いです。
前半は、このように、誰かに知られたらどうしよう?とか龍昇に対する恐怖なのですが、後半は、龍昇には付き合っている彼女がいた事が発覚してから、話の流れが変わります。
彼女がいた事が日向に知られてから、龍昇は彼女のさくらを頻繁に家に連れてくるようになり、日向との関係を断とうとします。
そうなると、今度は日向が、龍昇に並々ならぬ執着を見せるようになり、龍昇を取り返そうと必死になります。
これがもう、あの手この手でなりふりかまわずと言った感じで、その執着ぶりがコワイです。
ラストがまた・・・最後の最後まで怖いお話でした。
日向は、龍昇との事で、何もかも壊されてぐちゃぐちゃになり、痛々しいです。
龍昇は、毎度見せつけられる日向の女性関係にキレて、あのような行動に出てしまったんですかね?
彼女はいるけれど、今ひとつ本気では無かったようですし、日向への気持ちを紛らわす為に付き合っていたのでしょうか?
思いつめて禁忌を犯してしまった龍昇の気持ちも切ないし、結果、日向をも狂わす事になって、さくらをも傷つけて、関係を断ち切ろうとする気持ちも切なく感じられました。
しかし、やはり、ミイラとりがミイラに、自業自得、因果応報?
近親相姦の禁忌モノですから、けっしてハッピーでは無い感じの終わり方にも好感が持てましたし、また、別の面から読んで倒錯した世界に萌えるのも良し、という優れたお話だと思いました。
- 他ブログのレビューも見てみる? ▼
-
- tag:松田美優 奈良千春
- ジャンル:小説・文学
- テーマ:[小説・文学]BL小説
ANSWER
- 2007.
- 10.
- 23
- (Tue)
- 11:22
こちらは、小説です。ずいぶん前の小説を再読。
挿絵はやまねあやのさんです。
こちらの『ANSWER』の後に、続きで『SUGGESTION』というのが出ています。
もともとは、ラキアスーパーエクストラノベルスから新書版で出版されていた本なのですが、今年、短い書き下ろしが付いて、ルチル文庫から再出版されたようですね。
う〜ん・・・これがルチル文庫から再出版とは。
ルチルって、ターゲットの年齢層が低いでしょう?
いいの?これ・・・・。
ラキアスーパーエクストラと言ったら、ほんと、大人向けでしょう?
そういうわけで、全ページ数における濡れ場描写ページ数の割合がめちゃくちゃ高いです。
一冊の本の中でいったい何回濡れ場があるのか?
しかも、しつこいHなんで1回の濡れ場シーンのページ数が多目なような気がします。
(しかし、『SUGGESTION』まで読むと、この、毎回のしつこい描写には、意味があるんです。)
- ANSWER (幻冬舎ルチル文庫 さ 2-9)
- 崎谷 はるひ
- 幻冬舎 2007-03
- おすすめ平均

ぜひ続巻の文庫化も!!
大人な可愛い人
不器用な攻めの変化に引き込まれる
待望の文庫化ですっ
by G-Tools , 2007/10/23
どんな話かと言いますと・・・
エリート会社員(27歳)[攻]と保育士(32歳)[受]の話。
嫌な事に、2人の関係の始まりは、強姦です。
しかも、その後も関係を強要されてすっかり調教されてしまうという・・・ここまでは、良くありがちな話です。
しかし、その後、ある事がきっかけで、この関係を強要した男は、自分が犯した男の過去を知るんです。
それから、この2人の関係が変わって行きます。
まあ、そんな話です。
この話、強姦な上に関係の強要という話の割には、何か、抜き差しならぬ事情で関係を甘んじて受けなくてはならないという緊迫感もさほど強く無く、半年もズルズルとなんでー?という疑問が。
どこまで人が良いんだ!イヤなら逃げちゃえよー!とか思ってイライラしちゃいました。
しかし、途中から話の流れが変わり、グイグイと最後まで引き込まれ。
この保育士の男、おそろしく懐の深い男です。
この男には、是非、幸せになって貰わなくちゃ!と、すっかり作者の思うツボな心境に(笑)
そして、エリート会社員の男も、本当は優しい男で、しかも聡明。
自分のしてきた行為について、深く後悔する様は、もう痛々しいです。
これからの2人の関係は、らぶらぶなのね?そうよね?という、幸せそうな所で『ANSWER』は終わります。
強姦モノにしては、あっさり丸め込まれてしまいました。ヤバイ。
- 他ブログのレビューも見てみる? ▼
-
- tag:崎谷はるひ やまねあやの
- ジャンル:小説・文学
- テーマ:[小説・文学]BL小説







ナマぬるい。

(゜ロ゜;)





